こんばんは。
久方ぶりの更新になってしまってすみません。
今週から、またまた新しい仕事に挑戦しております。
お取引先さまから、「ここに全周ベタのホットスタンプ、できますか」という問い合わせを頂き、試作を重ねて、ようやく到達した量産の御依頼です。
何しろ、初めてのことですから、見切り発車にも程がありますが、受けてしまった以上、必要な数の良品と、設定された納期限を守ります。
何しろ、手探りでの進行なので、成功に到達しない無駄な労力を繰り返している可能性もあるわけで、つらい時間帯もあります。
昨日、今日と、ほぼ全ての調整できる可能性のあるところは、ひととおり試したなぁと、途方に暮れていました。
すでに大量の印刷不良を発生させてしまっていて、今回の印刷を、練習ラウンドとして高い勉強代と考えても、情けなさ過ぎる展開です。
気持ちをリセットすべく、少し別の仕事をして、工場内を歩いたら、もう一台の印刷機が目に入りました。
かつて、その印刷機のパーツも使って、調整したことを思い出しました。
さっそく、以前のように、パーツを１つ取り付けて、進めました。
＜最初に左側に付けました＞
それでもうまくいかなかったので、２つ付けたら、なんとうまくいきそうな雰囲気（嬉）。
＜続いて右側を＞
１００個印刷して、相当な安定感で、良品が出てきました。
＜印刷している最中の様子＞
「印刷する時間帯の全てにおいて、箔がしっかりと張られている状態にしたい」という目的のために、いろいろと工夫や調整をしてきたのですが、印刷の直前から直後までをローラーで箔を押さえることで、目的が達せられたのかと思います。
＜熱板の至近まで寄せたローラー＞
今回使用している印刷機には付属していないパーツですが、２号機のパーツも活用しての攻略に、うれしくなりました。
＜腕をもがれた無惨な２号機＞
たぶん、ホットスタンプの熟練工の方々にとっては、当然の所作なのでしょうが、いかんせん、私には経験はないし、どんなパーツが存在しているのかも知らない状態での挑戦なので、新しい窓を一つ開けたような心境です。
明日も精一杯頑張ります。
いつもブログにお越しくださり、本当にありがとうございます。