印刷治具の製作 | おおはしひろと

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こんにちは。

今日は、新規の御用命を頂いたので、その容器の印刷治具を作製しました。


写真ばかりのブログです(笑)。


キズがつきやすく、キズがついたら目立つ容器です。つい最近、同じような傾向の容器をやったばかりです。


ただ今回の印刷治具は、メーカーさんに外注に出さずに、自社であつらえるとのことなので、かなりの緊張感です。



木材を切り出して、組み立てる方法が一般的なのですが、今回は、しっかりとした治具を作ろうと思い、ネジなどで調整できるものを作ります。


かつて使っていた治具を、削ったり、付け加えたりして、完成させたいと思います。



もとの治具の状態と、今回の容器です。この治具に、この容器が、ピッタリと収まるように加工します。



まず、スキマを埋めるプラスチックの板を挟んでみます。これで、かなり完成に近づいているので、さらに作り込んでいきます。



余計な汚れや凹凸を削り落として、平面を確保します。


そして、壁や底板を取り外して、切り出します。



電動ノコギリでの作業は、とても早いです。



高すぎる壁や、容器を取り出すために必要な底面の部分を切り取った様子です。もともとの壁を10ミリくらい切り取りました。



ほぼ、ピッタリと容器が収まりました。



次は、この治具を乗せるための台を作ります。板を切ったり、角材を切ったりするのも、手作業です。



小学生でもできる作業です。



土台の板に、切り出した角材を打ち付けます。角材が割れないように、木ネジを打ち込む前に、ドリルで穴を開けておきます。



コの字の形で、角材を打ち付けた様子です。最後の一辺を打ち付ければ完成ですが、ここで一工夫しました。



容器の出し入れの時に、角材にあたって、キズになりそうだったので、角材を短くして、容器にあたらないところに角材を打ちつけました。



左への容器を抜き取る動作をしても、容器の障害になるものがなくなりました。



最後に、壁面にクッションを貼って、容器に擦りキズがつかないようにして完成です。


作業時間は5時間くらいでした。


ブログで書き出すと、かなり短くなってしまいますが、容器をピッタリと収めるための、微妙な調整の作業は、とても時間がかかります。


微調整は、壁面を削るのですが、削り過ぎると戻せないので、じれったいですが、少しずつ進めます。


無事に量産ができるように祈るばかりです。


いつもブログにお越しくださり、本当にありがとうございます。