位置ズレの印刷を改善する | おおはしひろと

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こんにちは。

先日に導入した新しいパーツを使って、印刷機のセットをしたので、紹介したいと思います。


シルクスクリーン印刷のマニアックな内容で、すみません(泣)。



いつも通り、土台にアームをセットします。今までは、この状態が普通でした。


しかしながら、2組のボルト&ナットだけで、このアームを固定していたので、少し強い力が加わると、左右にズレてしまうことがありました。


アームが左右にズレると、容器の位置が変わるので、印刷の位置も変わってしまいます。


2色以上のシルクスクリーン印刷の時には、それぞれの工程での印刷の位置が、しっかりと定まっていないと、大きなズレとなってしまって、2色の組み合わせが成立しなくなります。


<これが本来の正しい印刷>


<位置ズレの不良>


上図のようなエラーが発生しないように、今回のパーツを導入しました。



アームを両側からしっかりと挟んで、



土台のところに接続します。



仮締めしていたボルト&ナットをしっかりと締めて、完成です。



私の全体重をかけても、ズレることはありません(笑)。



シリンダーの先端で、中心の位置を確認します。


今週末から、この印刷機を使っての量産が始まります。実は、すでにこのパーツを使っての量産は実績済みで、アームのズレが原因の位置ズレは、撲滅することができました(嬉)。


きびしい位置合わせの印刷には、他にも注意することがありますが、その中の一つの原因を克服しただけでも、相当な前進です。


さらに美しい印刷になるように、そして1本でも不良の発生を減らせるように、日々、工夫と努力を積み重ねて参ります。


いつもブログにお越しくださり、ほんとうにありがとうございます。