こんにちは。
3ヶ月後に東京でオリンピックが開催されるなんて、なかなか想像できないほどに、コロナの感染拡大が…
こちら千葉県佐倉市でも、まだまだ自粛ムードです。
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新規のお取引先さまからの御用命が入り、さっそく試作を始めました。
遠い昔に、同じような容器への印刷の御用命があったのですが、私の印刷技術が不足していて、満足いく印刷ができず、失注してしまった形状の容器です。
その数年後、新しく印刷方法を開発し、それなりの印刷ができるようになったのですが、多色刷りや、量産には対応しておらず、進展させたい課題になっていました。
既製のポリ袋に、印刷を追加するものです。
このジャンルの印刷の御用命は、注文数が少ない用途の時は、弊社のような初期費用を低く抑えられる印刷方法が、お得に感じます。
ただ、シルクスクリーン印刷で、薄っぺらいポリ袋に印刷するのは、なかなか難しいものです。
今回の装置は、私の手製の真空治具。
電気工事屋さんから譲っていただいた真空発生装置。
エアコンを設置するときに使っていたものでしたが、頼み込んで頂戴しました(笑)。
吸い込みを利用して、ポリ袋が治具に張り付く仕掛けになっています。
シルクスクリーン印刷は、インクを容器に吹き付けるのではなく、孔版と呼ばれるナイロンの網目から、接している容器にインクが滲み出てきて印刷される原理なので、
インクの張力(粘り気)があって、容器が軽すぎると、孔版に張り付いてしまって、うまく印刷できません。
また、安定した形状のプラスチック容器と違って、ポリ袋は、表面が波打ったり、よじれたりして、印刷がうまくいかないことがあるので、それらの不具合を解消すべく、いろいろと仕掛けを試します。
真空装置とあわせて、ポリ袋を強制的に固定させる仕掛けを作ったところ、ほぼ問題なく印刷ができるようになりました。
ただ、美しい印刷をするだけではなく、量産できて、採算に見合うコストでなければ、ビジネスにならないので、新しい印刷方法の確立には、まだまだ工夫を続けなければなりません。
汎用の印刷機を最大限に活用して、お客様の御用命にお応えしていきたいと思います。
いつもブログにお越しくださり、本当にありがとうございます。