故障した機械を分解 | おおはしひろと

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こんばんは。

なかなか御用命を頂けず、低浮上が続いております。身から出ている錆なので、しっかりと向き合って、自社を立て直していきたいです。


先週金曜日に発生した乾燥炉の故障。


今日は、午前中から職人さんが来社してくださいました。


先週金曜日は、私が格闘しました。異物の詰まりや、ベルトのテンション(張り具合)、潤滑油など、通常の作動で考えられるエラーについては、徹底的に確認したのですが、原因を発見できませんでした。


今日は、原因の箇所と思われる部位を、解体することにしました。



復元できるか心配になる程、分解しました。


一人では取り外すことが困難なパーツも、二人いると、できることが増えるものです。


そして、ついに諸悪の根源をつきとめました。



ギアボックスと呼ばれる、回転数を変えるための、ギアの組み合わせのパーツの一つが砕けていました。


映像の右のパーツの中の、3つ嵌め込まれているはずのベアリングが、2つしか残っていませんでした。


ベアリングが砕けてしまったことで、ギアの軸がグラグラとしてしまって、ギアが噛み合わなくなって、モーターの回転が、ベルトの動力として伝わらなくなったのです。


原因が特定されたので、あとは解決策を講じるのみ。


とはいうものの、砕けたベアリングが、日本国内での汎用の規格品ではないことが判明…


新しいギアボックスを調達するといっても、純正品は中国から輸入せざるを得ない…


御用命の納期限が迫っているので、なんとか今週中に修理を済ませて、遅くとも来週明けには、稼働を再開させたい。


英知を結集して、必ず修理を完了させて、御用命にお応えして参ります。


いつもブログにお越しくださり、本当にありがとうございます。