こんばんは。
今日の仕事は新商品の試作。
今回の色はDIC66。
容器の色が半透明なので、色の確認は容易です。
ターゲットになる色をしっかりと見て、その色の中に、何色があるかを見極めます。
白、黄、青、緑を選択しました。
私の見立てで、
白30.0グラム
黄0.5グラム
青2.0グラム
緑0.5グラム
で開始しました。
インク壺の中でかき混ぜて、ターゲット色と比較しながら、色味を確認します。青を1.0グラム追加して、そこでまた確認して、緑を1.5グラム追加して、テイク1を印刷してみました。
なかなか良い出来です。
ターゲットに対して、少しだけ黄色味が強いかな!と思ったので、黄色味を減らすために、2つ目のレシピを作りました。
白30.0グラム
黄0.5グラム
青3.5グラム(T1は3.0グラム)
緑1.5グラム(T1は2.0グラム)
テイク1よりも、青を増やして、緑を減らしたレシピです。
テイク2は、青味が強過ぎ…
テイク1の方が良さげな色なので、テイク1を採用しました。
試作や立ち会いの時は、面倒でも、テイクごとにインクを新しく作るようにしています。
色を確認して、少しずつインクを追加するのですが、追加し過ぎだったり、インクの選択を間違えたりして、追加する前のインクに戻りたくなることがあるからです。
特にお客様との立ち会いでは、候補になる色味をいくつか提案することもあるので、前のテイクに戻ることも多いです。
ある色を発色させようとして、どのインクを選んで、それぞれのインクをどれくらいの分量でレシピを作るのか。科学的に解析できるのか分かりませんが、私は、色を見て、レシピが湧いてきます(笑)。
いつもブログにお越しくださり、本当にありがとうございます。