BLASTの部活論③ | 「BLAST塾長日誌」

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こんにちは、BLAST塾長、吉田憲司です。

 

元、〝帰宅部部長〟〝サッカー部を8ヶ月で自主退部〟した男が、「部活論」と称して、③まで書くとは思いませんでした。

 

ちょっと、気になったニュースがあったのですよ、これがそれ。

 

 

今、学校の先生は〝ブラック企業〟と言われて、タイヘンな職場になっているようですよね。

 

昭和時代、それも中期から後期にかけての学校の先生というのは、「でもしか先生」などと呼ばれて、〝先生でもするか、先生しかできない〟という、実に、中途半端ないい加減なイメージがありました。

 

教育学部を出た学生が、真剣に先生を目指す、今とは、大違いです。

 

 

今思い返すと、昔の先生にもアツい人は多かった!

 

でも、結構、いい加減な人も多かった(今とは違う意味でですよ)。

 

この〝中途半端加減〟が、よかったのですよ、ある意味で、そして、いい意味で。

 

子どもたちを適当に教えておけば、定額の給料が入ってくるということで、前述の〝先生でもするか、先生しかできない〟という「でもしか先生」も、おられたようなのです。

 

 

田中角栄が「日本列島改造論」をぶち上げてから、教職公務員の給料は比較的に良くなったのではないでしょうか。

 

それ以前は、学校の先生は〝薄給の代名詞〟だったはずです。

 

その頃の名残かどうかわかりませんが、公務員である、学校の先生が賃上げ要求をするという日教組というオカシナ団体もあって、〝賃上げ要求をするからには、その分の時間労働をしなければ…〟と〝逆発想〟する先生方もおられたように記憶しています。

 

このあたりから、学校の先生の長時間労働は始まっていると推測をするのですが、どうでしょうか。

 

いわば、戦後教育の左傾化でしょうか。

 

かつて勤めた、とある公立校では、日教組の先生が、〝教職は聖職じゃない〟とか主張なさっていたような記憶があります。

 

こう見えて、塾長は「教職は聖職」と考えていますので、「まず、自らを振り返り、整える」というところから、スタートしているつもりですよ。

 

 

ちなみに、「教員採用試験」の面接では、最後あたりに「ところで、学校の先生の〝組合活動〟についてはどう思いますか?」という質問が、当時はありました。

 

これは、今思えば〝地雷の質問〟で、ここは「きっぱりと否定しておく」というのが、「当時の定石」ではありました。(今は知りませんが…)

 

 

部活動に関しても言っておくと、やはり、高度経済成長期以降、子どもたちの体格が良くなったせいもあってか、校内暴力や非行が流行ったこともあります。

 

これと機をいつにして、〝部活動が活発化〟したようにも記憶しています。

 

つまり、〝部活動で子どもたちのエネルギーを削いでおく〟ことで、校内暴力や非行活動に向かわせないという、実に分かりやすい論理です。

 

そもそも、このあたりから部活動に熱心になったのではなかったでしょうか。

 

今、部活を外部委託しようなんて考えておられる文科省のお偉方は、おそらくこの辺りの歴史的事情は、ご存じないのではないかと危惧しています。

 

そもそも、部活動などというものは、教師としては「サブ」の部分ではないでしょうか。

 

あえて言うなら、「授業内容(メイン)での差別化」はできないけれども、「部活動の熱心さ(サブ)で良い先生アピール」することは可能かも知れません。

 

全体の給与に対する「部活の手当」がそれを物語っています。


 

保護者の方で、部活動に熱心な方々にも、大いにうけるだろうと推測できます。

 

つまり、部活で成績を出して、学校名を内外に知らせた方は、功労者で良い先生という図式です。


そうすることで、自分の学校のネームバリューを高めたことにもなりますし、それが、在校生たち(あるいは卒業生も)の、アイデンティティーにもつながるはずです。

 

愛校心を高めることが、地域愛や国を愛する心にもつながっていきますので、必要なことではありますが、なにごともやり過ぎはいけません。

 

 

特に、今回の「部活動の外部委託」の件ですが、こんなことをすると、確かに、学校の先生の負担は張りますが、外部委託されたスポーツクラブの方の〝本格的な指導〟で、ますます、中学生たちを圧迫するだろうな、と塾長などは思うのです。

 

〝スポーツの専門家に教えてもらうから、妙なケガも減って、うまくなって、いいじゃないか〟という意見もおありでしょうが、

 

こういうことを書くと、〝夜遅くまで、子どもたちを縛り付ける塾の先生がよく言うよ〟というご意見も聞こえてきそうですが、部活動については、塾長は、「一定の見解」を既に公開しています。

 

ここで再び掲載することは避けて、これまでにアップした、次の内容などをご参照くださればと思います。

 

長文、お読みくださって、本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

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最後に、「BLASTの部活」「BLAST塾長の部活」とも言える、スケートボード(YOW)の動画をアップして終わっておきましょうね。

 

動画


 

 

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