当てになるのか、BLAST塾長の「部活論」!? | 「BLAST塾長日誌」

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こんにちは。Jukool BLASTの塾長、吉田憲司です。

 

今日は、塾長の「部活論」です。

 

これは論じない方がいいかもしれないな。

 

あまり期待しない方がいいですよ。

 

なぜなら、塾長の中学時代は「帰宅部」、そして高校時代は「サッカー部」、これは9ヶ月で自動的に退部という感じですから。

 

特に、笑えるのが、西高時代の「サッカー部」での話です。

 

中学時代には「帰宅部」で、趣味的に集まってサッカーをしていたレベルの塾長が、高校入学とともに、アディダスのエナメルのバッグにサッカーのユニフォームやスパイク、練習靴も用意してサッカー部に入部。

 

ここまではいいのですが、来る日も来る日も声出しと球拾い、当時人気の部活ということで、人数的にどう考えても試合には出れない、と感じ始めた冬休みのことです。

 

全く1日も部活に参加せず、年明けに学校に出かけると、キャプテンに見つかり、とっちめられます。

 

「吉田、どうして冬休みの間、練習に来なかったんだ?」

 

と、とっさに聞かれて返した言葉が、「えっ、練習あったんですか?」。

 

これでやめておけばいいのに、「クリスマスだとか大晦日だとか、お正月もあって、練習がないと思っていました」。

 

当然ながら、キャプテンはキレることに。

 

その日の部活では、罰として「校庭20周」を言い渡される。

 

塾長ほどではないけれど、何日か休んだ同級生の「校庭10周」と比べると、倍の罰則である。

 

塾長は、この「20周」を走ったか?

 

最初は、その同級生と一緒に走っていたのだが、3周ほど走った時に、もうすべてがバカらしくなり、そのまま部室に戻り、着替えて帰宅。

 

そして、気分的には、退部。

 

この日以降、何気なく登校していると、またキャプテンに見つかり、「吉田、20周走らなかったな」と責められて、その時の一言が「はい、もう辞めましたから…」。

 

おかげで一悶着あったような記憶があるが、最終的には、けじめをつけろということで、職員室まで出向き、「退部届」を書いたように思う。

 

その時の理由が、「受験に向けて、勉強に専念したい」とか何とか言ったと思うが、実際の所は当時流行のファッション雑誌「ポパイ」を読み漁り、スケートボードを本格的に始める始末。

 

中学時の「帰宅部」のときには、実は「ブラスバンド部」からお声がかかり、一緒に「帰宅」していた友人は「トロンボーン」を任されることになる。

 

ブラバンに初めて入ったという「ユーフォニウム」という聞いたこともない楽器があるから、吉田君もどう?という話もあったが、「帰宅部」を続けるという生活を続けていた。

 

家に帰っても時間はたっぷりあるので、自分の興味と関心のままに「好き放題」をしていた。

 

「干し飯(ほしい)」を作ってみたり、釘を潰して、鍵を開ける技術を習得してみたり、ジーンズにブリーチをかけてオリジナルデニムを作ったり、バッグを作ったり、刺繍をしてみたり、そうそうピラミッドパワーの研究…とやりたい放題である。

 

最近よく「アクティブ・ラーニング」の重要性が説かれるが、塾長にとっては、この頃の遊びは、完全にアクティブ・ラーニングであると思う。

 

こういうことをして「遊んで」いたもので、高校に入ってからの部活動に、馴染めなかったのではないかとも反省はしている。

 

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こんな男が、「部活論」について話せるのだろうかと、ここまで読まれた賢明な読者の方はお思いだろう。

 

塾長だって、それについては心配なのだから…、心配しないようにしましょう。(支離滅裂)

 

ただ、部活に関しては、結論だけははっきりしているのです。

 

最近は、「ノー部活デー」だの、「土日の練習試合は、月2日まで」だのと、多少、規制がかかっているようだが、それでもまだまだ「力が入りすぎ」なのだ、特に、塾長から見ると…。

 

説得力がないのは分かってはいるが、これだけは言っておきたい。

 

いくら、部活の監督の先生が力を入れて指導しようと、所詮「素人」なのだ。

 

これは覚えておかないといけない。

 

各人の「教科」に関しては、教え方の上手い下手はあるものの、「採用試験」を受けて、一様に合格されてはいる。

 

しかし、「部活動」に関していうなら、採用試験なしの「ノーチェック」で任されているはずだ。

 

塾長だって、公立教職員を務めていた時は、いきなり「卓球部」を任されて、えらい目にあった。

 

こういった「素人」が、本人と親の熱意に任せて指導するものだから、怪我が絶えないということにもなる。

 

土日も潰れたりして、「心の余裕」というものが、見事に消え去るのだ。

 

練習をサボると、レギュラーの座から外されるので、おちおち家族と旅行にもいけない。

 

これって、どっか何か間違っているし、こう感じている人も多いはずだ。

 

以前、ある中学校の事務を務める方に尋ねてみたことがある。

 

「最近は、練習試合とかで、土日を潰して、子どもたちを遠征させる先生方も増えてますが、みなさん、ご家庭はお持ちじゃないんでしょうかね?」

 

すると、その方は、答えたものだ。

 

「いや、そういった先生方、みなさん、ご家庭は崩壊されていますよ(笑)」

 

いやあ、これには絶句した。なにせ「ご家庭は崩壊」なのだ。

 

そこまでして、「なぜに部活に入れ込むのか」という答えは出なかったが、現状をよく表す事例ではないかと感じた次第だ。

 

その後、考えて分かったことがある。

 

これは疑問ではあるのだが、「どうして日本の部活は3年間同じなのか?」ということだ。

 

娘を通わせた国際学校でも、留学先の全寮制の学校でも、部活なんていうものはシーズンごとに変わっていたはずだ。

 

娘の場合だったら、「サッカー」「ソフトボール」「バスケットボール」「バレーボール」「フィールドホッケー」を中高6年間の間に行なっている。

 

「フィールドホッケー」なんて、大学になってからは、中西部の代表にまで選ばれたものだ。

 

いろいろな身体能力を高めるという意味でも、さまざまなスポーツをさせる方がいいと思うのだがどうだろうか。

 

変に一つのスポーツに固執するものだから「プロ養成スクール」か何かと勘違いして、「ブラック部活」の現状ができやすくなると思うのだ。

 

あと、学校の先生方は、「部活ぐらい」でしか自己発揮ができない現状があるのではないだろうか。

 

いくら上手に教えて、多くの生徒の成績を伸ばしたとしても、これで評価されることは皆無だろう。

 

勉強を教えるのが本職の「先生」なのに、おかしな限りだ。

 

しかし、部活で頑張って、「県大会」なり「全国大会」なりに出れば、それなりの評価が得られる。

 

よって、「先生も部活で頑張る」という構図が容易に出来上がるのだ。

 

この点に関しては、故・渡部昇一先生の書籍「教育改革はミニ・スクールで」ではないが、学習塾のやり方が参考になると思う。

 

西高などでも「全国大会」などに出場した学生については、名前まで出している。

 

しかし、「今年何人が東大・京大に入ったか」などという、塾関係者なら気になることについてはダンマリである。

 

そんなバナーは見たこともない。

 

これは、西高に限らず、どの中学、高校でも同じである。

 

この一点を行うだけでも、「部活動の健全化」は図られると思うのだが、どうだろうか。

 

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思いつくままに、さまざまに提言をしてきたので、最後にまとめて終わりとしたい。

 

・部活に関していうなら、土日は休みとする

・シーズンごとに学生をローテーションさせ、同一スポーツへの固定化を防ぐ

・部活同様、各中学校(高校)の、受験結果をも張り出し、学校間の学力の競争力を涵養する

 

たった、この3点を実施するだけで「ブラック部活」を生み出す現状とは、おさらばである。

 

特に、2点目があるために、継続して一つのスポーツへの入れ込みは不可能となるはずだ。

 

 

筋金入りの「帰宅部」出身、サッカー部を9ヶ月で退部した割には、意外にまともな「部活論」を述べたと思うのだが、どうでしょうか。

 

ここで述べたことが、誰かの目に留まり、改善の一途となればという思いである。

 

 

(かつての塾長の「部活」スケートボード、パークでの一コマ)

 

 

 

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【追記:2022.02.08 記載】

「部活動」へのアプローチも少しずつ変化したきたみたいです。

その一例が「ザ産経ニュース」に掲載されていました。

 

・変わる部活動 学校単位から地域クラブに 指導内容も充実(2022/01/25 産経)
https://www.sankei.com/article<wbr>/20220125-O2R7GVF2WJLBVLQRWWLE<wbr>DSCNBA/