神谷宗幣が表明した「参政党の候補者は愛人OK」という決定事項は、どのようなプロセスで決まり、発表にまで至ったのでしょうか。公序良俗に反する大きな方針の転換であり、このような決定を政党が行うことは、常識的に考えて通常あり得ません。道徳上の是非についてはあえて踏み込まず、重大事項の決定プロセスに焦点を当てます。
これまで日本の国政では数多の候補者が不倫によって落選してきました。総理就任後、かつての愛人の突然の告発によりわずか69日でその座から引き摺り下ろされた宇野宗佑の例もあります。政党が愛人を囲う候補者を公認しても、有権者の方でNOを突きつけることによる、「愛人を囲っていることが知られている候補者の当選率の低さ」を考慮すれば、極めて思い切った政策決定です。
神谷宗幣が「愛人オッケーにします」と叫んで物議を醸している動画は、2022年7月に行われたとされる街頭演説です。この他に、名古屋で行われた街頭演説でも「吉野さんに愛人が五人ぐらいいても見逃してください」という神谷宗幣の発言が記録に残っており、「愛人」発言は繰り返されていることから、口が滑った訳でもなければ、冗談でもありません。これは間違いなく党の方針です。関係箇所を文字起こししました。
「今後参政党で立候補考えてくれてる人は、覚えといてください。特に経営者の皆さん…若くてある程度成功して見識のある方、日本に結構いますよね、でもそういう方がなぜ立候補しないか、僕はいっぱいいろんな人に声かけたから知ってるんですよ、愛人がいるからです。(聴衆拍手)そう、参政党はOKにします。はい。いや非難する人は非難してください。結構。でもね、ちゃんと仕事ができる人が欲しい。女性もそう、男性だけじゃないよ。女性もそう、そんなことでごちゃごちゃ言ってないんですから。…ちょっと遡ればですね、戦前、いやもう戦国時代でもいいや、日本は男色の文化ですよ、上杉謙信、男色でしょ、徳川家康だって織田信長だってそうですよ、そんなのみんなね、なんか隠してるだけで皆さん、やってるじゃないですか、奥さん以外の、性的な仲良い人いっぱいいますよ、それがダメだダメだダメだダメだダメだって言ってですね、刷り込んだのはキリスト教の文化」
若くして成功した愛人を持つ経営者たちが、選挙に出ないのは、自分たちが後ろめたいことをしている自覚があるから、恥を知っているから、また選挙に当選するはずがないと考えているからではないでしょうか?党が公認するなら立候補しようと、彼らは思うのでしょうか?あまりに短絡的な思考で、とても複数の人たちの頭で協議して出した結論には思えません。
この切り抜き動画では削除されてしまっていますが、実際には、神谷宗幣が「参政党はOKにします」と言った瞬間に、周囲の参政党員と思われる聴衆から拍手と歓喜の声が上がっており、ギャラリーたちは「愛人OK」を歓迎しています。その中には政策決定に関わった運営党員たちも数多く含まれていたことでしょう。
まさかとは思いますが、街宣の最中、神谷宗幣が党員に諮ってもいないことを思いつきで叫び、それがそのまま党の政策、方針として確定したなどということは、よもや、ありませんよね?
今のところ、運営党員たちから、「神谷の独断専行だった」という声が激しく上がっているという話は全く入っていません。
