2012.3.15 参院予算委 玄葉外相(要約) | 広島から 中国総領事館 誘致に待ったをかける

広島から 中国総領事館 誘致に待ったをかける

広島に県、市、県議会、市議会、経済団体を挙げ、中国総領事館を誘致する計画があります。
経済にばかり走り、国家安全保障を考えない誘致計画に警鐘を鳴らします。

2012.3.15参議院予算委員会での玄葉外相の答弁。
自民党の丸山和也議員の質疑に答えたもの。
http://www.youtube.com/watch?v=01g7jcxlYI0

産経はコメント抜きで、短く答弁の内容を伝えているだけ。
外相が懸念「広大な理由説明を」中国の新潟総領事館土地取得
2012.3.15 20:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120315/plc12031520400015-n1.htm

中味を吟味すると、玄葉外相の答弁は決して悪くない。後続の官房長官のそれは、国民を欺く有害な答弁で話にならない。玄葉の答弁はこれとは対照的だ。

発言から問題点を指摘するならば、対中姿勢が基本的に「友好」であり、侵略の疑いを打ち消すような考え方をすること。これは危険である。質問者の丸山議員には、どれほどのものかはわからないが、少なくとも多少の危機感が見て取れる。


2012.3.15 参議院予算委員会玄葉光一郎外相 答弁の要約

【中国総領事館の広大な民有地取得について】

在新潟中国総領事館は、昨年12月に新潟市内の民有地を購入したと承知している。外国公館の規模は派遣国が決定するものだが、領事関係に関するウィーン条約 第55条には、領事機関の公館は、領事任務の遂行と相容れない方法で使用してはならないという規定があるので、我が方より中国側に土地の使用目的、そして広大な土地が必要な理由について説明を求めている。

これに対して中国側からは、総領事館事務所に加えて、総領事の公邸、および館員宿舎、市民との交流ができるふれあいの場、駐車場併設する旨の説明があったところ。より詳細な説明を今、求めている。※

名古屋については、中国の総領事館が、国有地の取得の希望を有しているということを聞いている。中国側が、名古屋市、地元住民の了解を得ることが必要であるということで、手続きが進んでいないと承知している。

【中国とどう向き合うか】

基本的に我々は中国の発展はチャンスであると捉えている。win-winの、互恵的な関係を築いていく。安全保障については国防費の伸びに注視しながら、向き合っていく必要がある。ただ、中国は隣国であり、領事館をどうするかというのも、その根底は二国間関係を良くしていくため。

外国人による土地取得の問題は、広範に、総合的に検討していかなければならない。

相互主義についてどう考えていくのかは、今後の大切な検討課題である。

今まで外国人の土地の取得に対する日本国の考え方は、基本的にどうやって投資を受け容れるかという観点からだった。それが今、党派を超えて問われるようになった。国益というのは領土、領海、領空、当然、国民の安全を確保するのがまさに最初に来る話。気概を持って対処したい。

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領事関係に関するウィーン条約
 第55条 接受国の法令の尊重
1 省略
2 領事機関の公館は、領事任務の遂行と相いれない方法で使用してはならない。
3 2の規定は、領事機関の公館のある建物の一部に他の機関又は団体の事務所が設置されることを排除するものではない。ただし、当該事務所に充てられる部分が領事機関の使用する部分と区分されることを条件とする。このような場合には、当該事務所は、この条約の適用上、領事機関の公館の一部を成すものとはみなされない。
=====

註 ※ 「より詳細な説明を今、求めている。」

玄葉大臣がウィーン条約 第55条で、直接引用しているのは第二項だけ。しかし、発言の文脈から、「より詳細な説明を求めている」のは、第55条第三項にからみ、取得した土地の用途が、「領事機関の公館の一部を成すもの」とみなせるかどうかを判断するためであるということがわかる。

詳細な答弁内容についてはこちら
http://ameblo.jp/consulate/entry-11201658624.html


前日に、短いながらインテリジェンスについてコメントしている。交渉中の情報保全についての考え方。15日の答弁もこういう姿勢を踏まえたものだ。
玄葉外務大臣会見(平成24年3月14日)
5'45"~11'10"
http://www.youtube.com/watch?v=4gKPiKhPyLU&feature=context&context=C43aad56VDvjVQa1PpcFOXzN5Z4M0Q3bDz9KJbV88BnDiqEomnHOE=

インテリジェンスとは何かがわからない人へ。少し取っ付きにくい本だが。
『インテリジェンス―機密から政策へ』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4766418263/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_2?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4344980115&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=0WEZGN8TZTKV4N9RFF92

こちらも合わせてどうぞ。

へんまもチャンネル 諜報活動入門!★第25回炸裂トーク
http://www.nicovideo.jp/watch/1321641079
http://www.youtube.com/watch?v=_GaR7KGFVhY
【青山繁晴】国家再生への歩み、戦争観とインテリジェンス[桜H24/3/23]
13'45"~29'00"
http://www.youtube.com/watch?v=wC0Snv-TGLw