吉林省は北朝鮮と国境を接する位置にあり、日本に近い。吉林省通化基地の中距離弾道ミサイル東風21(最大射程2,150km~2,500km)は、日本の主要都市に向けられている。それはいつでも撃てるようセットされ、広島も狙いをつけられている主要都市の一つである。
さて、この核ミサイル。開発・製造はどこで行なわれているのだろうか?
核兵器廃絶と世界平和を全世界に向けて発信する広島市。この広島市が経済協力を申し出ている姉妹都市 重慶そして、昨年8月23日に広島県知事が経済交流協定を結んだ四川省、というのがその答えだ。
広島は核廃絶を唱えながら、一方では核兵器製造施設を抱える軍需産業地域と友好提携し、重ねて経済協定を締結、かつ、県民、市民がその地で作られる核兵器の危険に曝されているのを承知の上で、ご丁寧にもその国の総領事館まで誘致したいと言う。
残念なことに、愚かさで引けを取らないのが宮城県。仙台市は広島市に劣らず総領事館誘致に熱心だ。
県の友好省は吉林省、仙台市の姉妹都市は吉林省の省都、長春。吉林省通化基地の核ミサイルは、もちろん仙台にも照準が合っている。総領事館誘致を考える前に、まず「ミサイルを向けるな」と言うのが先ではないのか。
「友好」など最初からどこにもない。彼の国の「友好」は、今以上の軍事大国に成長するまでのしばらくのあいだ、人、モノ、金、技術を日本から絞り取る方便にすぎない。
日本で誘致を押し進めている人たちはこれらの事情を理解していないのだろうか?いや、これだけ整合性のないことが行なわれているのだ。ここにもウソは隠れている。
そもそも広島の県知事、市長はともに官僚出身、宮城県知事に至っては防衛大学校卒業の元自衛官である。弁護士や地方の役所勤めから首長になったわけじゃない。事情をもっとも知りうる背景をお持ちの方々だ。共産党から買収されているのではないかと疑うというのが道理にかなう自然な見方ではないだろうか。
次回は、ほんとうに四川省が軍需産業地域なのか、平松茂雄さんの著作から裏付ける。