本作品は、1943年に東プロイセンの夫の両親の家に疎開し、戦地にいる夫の帰りを待つローザ(エリーザ・シュロット)が、ナチス親衛隊によって近くの「狼の巣」(ヒトラー総統の大本営)に連れて行かれ、他の村の若い女性らと共にヒトラーの食事の毒見役をやらされるという話。ロッセラ・ポストリノ原作、シルヴィオ・ソルディーニ監督による2025年イタリア・ベルギー・スイス映画。
2012年にヒトラーの毒見役だったことを明らかにした女性が現れ、ただ証拠が少なく信憑性に欠けるという見解もあったため、ロッセラ・ポストリノ(1978年生まれと若い方なですね)がフィクションとして小説を書き上げ、映画化された作品。イタリア人作家と監督による作品ながら、ドイツ語で作られ、ヒトラーは全く登場しませんが、1944年7月のヴァルキューレ作戦(ヒトラー暗殺未遂事件)も描かれています。こういう非人道的なことがあったのかもしれないと思わせる映画で、いまだにヒトラーをテーマに映画が作られ続けることに感心します。
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