『「オリジン労働者」50数年の生きざまを曝け出し、後輩につなぐ!』

編集委員会発行、B5判206頁、自費出版(スペース伽耶制作)

 

本書は、株式会社オリジン(2018年の社名変更前はオリジン電気株式会社)の労働組合であるオリジン労働組合(オリジン電気労働組合)のこれまでの闘いについて、元オリジン電気労働組合委員長の二瓶久勝さんら元オリジン労働組合委員長らがまとめた1冊。年表、写真、当時のビラなどを掲載し、貴重です。日本の労働運動・平和運動の危機は、「政府・独占と『連合』にあることは当然」のこと、「少なからずわれわれ先輩労働者にもある」という観点から、労働運動の成果よりは「むしろ反省点を明らかにしたい」という思いでまとめられた1冊。このような観点・思いでまとめられた記録は珍しいですね。現在、組合運動をしている役職者などは大いに参考になるのではないでしょうか。本書は二瓶さんからいただきました。