昔は、モノを売る、即ち、営業という仕事がとても嫌いでした。
当時、どうして営業が嫌いだったか?
それは、こういう気持ちでモノを売っていたからです。
『奪う』
モノを売ることで、人からお金を『奪う』ような気持ちになっていたからです。
では、どうしてそういう気持ちになったのか!
自分が本当に良いと思ったモノを売っていなかったから?
それもあります。
ただ、この世に万能な誰もが素晴らしいと思えるモノはありません。
長所もあれば短所もある。
人それぞれモノの見方もあるので、誰もが本当に良いと思うモノはないでしょう。
では、(奪うという気持ちになる)他の理由があるの?
はい、あります。
それは、・・・・・。
営業とは、自分の想いをお客様に理解してもらい説得するもの。
そのように勘違いしていたのです。
しかも、営業にはノルマがあります。
ノルマを達成しないと、自分の評価が下がります。
よって、数字を稼がなくてはなりません。
自分の数字を稼ぐため(自分の評価のため)に、
お客様を説得しなければならない。
その気持ちが罪悪感となっていたのです。
モノを売れば売るほど、この罪悪感が積み重なっていく。
その罪悪感を感じないように自分を偽り、自分じゃない自分を演じる。
今から思えば、心身とも凄いストレスです。
それをごまかし続けないといけません。
よく心身がもったな!と感心します。
今は、営業をどう思っているか?
好きです。面白いです。売っているという意識はありません。
どうして変われたのか?
この続きは次回にて。