本当に手に入れたいものは?Ⅲ | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

人間の欲望は、大きく2つ。
不快を避けたい。快を得たい。
まずは、ここに正直になること。



そんなことを前回書きました。



わかりやすい事例として、私のサラリーマン時代の逸話を。



私にはやりたいことがありました。



27歳の時に出会った、カウンセラーの先生の影響でした。



その先生が講演をしている様子がとてもカッコ良かったのです。



こんな先生になりたい。



その姿を夢見て、カウンセリングの勉強をし、意識と身体と現象の
関わりを研究し、様々な人に影響を与えたい、と思っていました。



そして、31歳で独立。



しかし、私の理想は形にならないまま廃業。



40歳から、再びサラリーマン生活になったのです。



サラリーマン生活での苦痛は、拘束時間の長さでした。



残業手当が出ないことは私にとっては苦痛ではありませんでした。



自分のやりたいことが出来ないうえ、自分のやりたくない
ことばかりの仕事に、長時間費やすことが苦痛だったのです。



要は、不快だったのです。



しかし、廃業して自分のダメさ加減を痛感していました。
また、サラリーマンは、自分のやりたいことはできないという
観念にも縛られていましたので、ここで頑張るしかない。



そう思っていたのです。



ということは、本当はこうしたいという想いがあったのです。



しかし、今の自分ではダメ。
もっと立派な人間になるまでは我慢しよう。



不快をごまかすことに懸命になっていたのです。



要は、私が手に入れたいことは、



自分が本当にやりたいことをして、やりたいことだけに集中したい。
そして、好きでもないことに時間を費やす生活から脱却したい。



認識することをごまかしていただけで、本当は手に入れたい
ことがちゃんとあったのです。


叶う叶わないとか、自分にはできるできないではなく、
自分が手に入れたいことは何か?



それは、きちんと認識してあげる必要があります。



なぜか?



私は、サラリーマン時代に思っていた、



自分が本当にやりたいことをして、やりたいことだけに集中したい。
そして、好きでもないことに時間を費やす生活から脱却した。



このふたつを手に入れているからです。



そして、今は、次の手に入れたいことを認識して、
そこに向かっています。



私が立派な人間になれたから?



違います。



別に特別な能力が身についたのではありません。
眠っていた才能が花開いたわけではありません。



ごまかしていた、
本当に手に入れたいことを認識したからに他なりません。



本当に手に入れたいことが認識出来たら、不思議な
エネルギーが湧いてきます。



何か行動起こすときには、必ず、エネルギーがいります。



エネルギーが自然に湧いてくる状態を作り出すこと。



それが、本当に手に入れたいことを認識することが、その
状態を作り出すのです。