折衷案 | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』より。



主人公 常子は、庶民の暮らしを豊かにする雑誌を
作るために、出版社を立ち上げています。



雑誌に掲載する特集のために、居候でお世話になった
森田屋さんに、いろいろ協力を仰ぐのでした。



さて、その森田屋ではひとつの問題が生じていました。



森田屋の主人 宗吉は、これからの時代は洋食。
洋食屋を開けば、儲かるという考え方。



一方、宗吉の妻 照代は、それまでの森田屋の伝統(創業80年
ずっと仕出し弁当で和食を扱う)を守るのが大事との考え方。



お互いの考えの溝は埋まらないまま月日が経っていました。



しかし、宗吉は常子の、『庶民に豊かな暮らしを提供したい』
という想いからの仕事ぶりに、あることに気付くのです。



『美味しいものを提供したい』



食を扱う初志を思い出したのです。



そして、照代に



「元々は、美味しいものを提供したいという想いで
料理してきた。よって、そのためには洋食だとか
和食に拘る必要はねえ。両方出すお店にしよう。」



店名も、森田屋からキッチン森田屋へ。



この提案に、照代も納得の表情でした。



『これからの時代、洋食の方が儲かる。』
『いや、今までの伝統を守ることが大切。』



どちらも正しいのです。



正しさと正しさの闘いです。



よって、どちらも折れません。



何が大切か?



まず、志を確認しあうこと。



そして、お互いの納得できる着地点を見つけていくこと。



大切なのは、互いを尊重しあうことなんですよね。



しかし、尊重しあうなんて、なかなか難しいことです。



その辺りは、また、次回にて。