本来の自分を見失わせる正体 | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

自分の本質(本来の私)は何?

すぐに思い浮かぶ人は、そう多くない。

それを邪魔するのが、観念や思い込み。



そんな話しを前回書きました。




人間は生きていく中で、観念や思い込みを培っていきます。




それは、ある意味仕方のないことなのです。




自分を守るために、観念や思い込みを作っていくのですから。




言葉を変えれば、自分が愛されるためには、その観念や

思い込みが必要と思ってしまう(勘違い)のです。




観念や思い込みが多ければ多い程、豊かさは逃げていきます。




それは、人に愛されるために、自分でない自分で生きていくこと

を選択してしまうことが多いからです。




即ち、一番大切な存在である自分に、嘘をつく生き方になって

しまうということなのです。




例えば、観念や思い込みをもう少しわかりやすく例えると。




私は、小さい頃、よく喋るし、じっとしていられない、落ち着きの

ない子供でした。




また、すぐにべそべそする子供でした。




母は、そういう私の将来を案じて、何とかしたいと思ったのでしょう。




「男とは、言葉少なく、常にどしっと構えているもの。そして、泣く

のは生涯のうちで2回(父と母の死)だけ。」




と、繰り返し繰り返し、私に諭したのです。




『大好きな母親に愛されるためには、母親の思う男子像にならなければ』




こうやって、観念や思い込みが出来上がっていったのです。




この観念や思い込みは、学生時代や20歳代前半には、とても

役に立ったと思います。




しかし、所詮は偽りの自分です。




『強く男らしく』とは思いつつも、実際の私は・・・・・。




そんなに強い人間ではありません。




「弱々しいことが人に知られてしまうと、誰からも愛されない」

という観念や思い込みがあるわけですから、ばれないようにする

ために、凄いストレスがかかっていたと思います。




ただ、そんなことよりも、もっと重大な問題点が・・・。




自分が愛されるためにという生き方は、自分目線の生き方です。




即ち、人の立場に立って物事が考えられないということです。




これが、やがて30歳台になると足を引っ張っていくのです。




長くなりそうですので、この続きは次回に。