キャリアコンサルティングや組織コンサルティングを行って
いて、思うことがあります。
所詮、私のようなコンサルタントが、自力で人や組織を変える
ことは無理なのです。
変えれるのは、その人自身であったり、組織自身です。
私に出来ることは、その人であったり、組織人が自力で解決
できるようにサポートすることなのです。
そもそも、変えるというスタンスが違いますね。
その人自身や組織の本質の部分に気付くだけで物事は解決
に向かい、そして、想いが実現していくわけですから。
その人自身や組織の本質に気付くサポートは出来ても、
その人や組織の代わりに、本質に気付いてあげることは無理なのです。
サポートをする際に、自分や組織の本質に気付けない人もいます。
イヤ、自分の本質に気付きたいくない場合も多いので、
その時は、その人自身がその気になるまで待つしかありません。
では、自分の本質に気付きたくない人とは?
何でもかんでも人のせいにする人。
自分を正当化する人。
自分の常識に囚われている人。
要は、自分目線の人です。
私もかつては、自分目線の人間でしたから、自分の本質に気付き
たくない人間でした。
その頃は、自分の本質に気付きたくないなんて自覚していません。
自覚していないから、本質からそれた生き方をしていたなんて
夢にも思っていませんでした。
だから、厄介ですよね。
ともかく、自分の生き方に意見されたくなかったのです。
なぜ、意見されたくなかったのか?
生き方の自信がなかったからです。
自信がなかったから、人から指摘されると、自分が保てなく
なる恐れがあったのです。
自分の生き方に自信がないのに、人からは意見されたくない。
生き方に自信がないのに、自信のあるフリをして
生活していかないといけません。
人に弱みは見せません。いつもはつらつとしている自分を
人前では見せないといけません。
実にしんどい生き方です。
そこまでして守らないといけないことがあったのです。
守らないといけなかったのは、・・・・。
『体裁』
要は、自分の本質よりも、人から愛されるために、
どういう自分にならないといけないか、の方が大切だったわけです。
どこからねじ曲がったのか?
そのことは、またの機会にふれるとして、こうやって
自分の本質からずれた生き方をしていたのです。
では、自分の本質とは、いったい何なのでしょう?
長くなりそうですので、この続きは次回に。