生きていれば、問題は毎日のように起こります。
会社でも、学校でも、家族でも、街でも、自分と違う人との
関わり合いですから仕方ありません。
みんなが全く同じ価値観・考え方であれば、問題が起こる
ことはないかもしれませんが。
それら問題が、なぜ起こっているのかを正しく見ることが
出来れば、解決策はすぐに見いだせるのです。
2人の間の問題であれば、それは、お互いの問題。
もし、その問題の責任追及したとすると、
50:50(フィフティ フィフティ)です。
問題の本質を見ていますと、お互いが都合の良いように、
その煩わしい問題を起こしていることがわかります。
しかし、大概の場合は、自分には問題がなく、相手の問題
と捉えます。
すると、相手を直さない限り、この問題は解決しないと思い、
相手を変えようとしてしまうのです。
変えられたくない相手は、それに反発します。
よって、問題は解決しなくなるのです。
組織で考えても同じですね。
当然、多くの人がいればいるほど、各々の価値観・考え方が
複雑に絡み合い、解きほぐす方法さえ見えない場合もあります。
ある100名の組織があったとします。
当然のように問題があるでしょう。
各々の社員が、その問題を会社や社長や管理職のせいに
したとします。
おそらく、この問題は永遠に解決することはないと思います。
人のせいにしている限り、自分ではどうしようもないと、
言っているのと同じですから、そういう社員が多ければ
多い程、解決はしません。
では、どうしたらよいのか?
2人の間で責任追及した場合、50:50と先ほど言いました。
100名の組織であれば、ひとり一人に1/100ずつ責任があるのです。
組織の問題を不快と感じた社員が、それを人のせいにせずに、
その問題を引き起こしている1/100の責任を負う覚悟が必要です。
そういう社員が多ければ多い程、その組織は活性化していく
と思うのです。
愛社精神という言葉が死語になりつつあります。
その組織の良いところも悪いところも受け止め、1/100の責任を
自ら負える組織が出来れば理想的ですね。
まさに、組織受容。
では、そのような組織にしていくためにどうしたらよいのか?
長くなりそうですので、この続きはまた次回に。