『存在価値』を紐解く | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

「私は私のことが大好きなんです。」




自分のことを ”大好き” と言えることは素晴らしいこと。




しかし、私は(根性が曲がっているのかもしれませんが)、

自分のことを”大好き” という言葉に違和感を持ってしまう。




昨日は、その理由を書いてきました。




『自己受容』とは、『自分のことが好き』ということではなく、

自分の『存在価値』を見出していることではないか?




そのことについて、書いていきたいと思います。




『存在価値』とは、『人から自分が必要とされている』こと。

即ち、人から評価されること。




こう思っている人が多いのではないかと感じています。

(私も以前は、こう思っていました)




確かに、人から必要とされたり、評価されることを実感すると、

自分の『存在価値』を感じやすいですよね。




しかし、殆どの人が、自分の『存在価値』を得たい、と思っています。




即ち、人から評価を得ることに興味関心があるため、他者を

評価するなんてことには、あまり関心がないということになります。




よって、人から評価されるなんてことは、とても難しいこと。




それを、人から評価されないと自分の『存在価値』を感じない、

と言っていたら、一生、自分の『存在価値』を見いだせないという

ことになるかもしれません。




時には、評価してくれない人を恨み、被害者意識に陥り、

身近な人との人間関係を壊していく人も・・・・・。

(以前の私はこうなっていました)




この問題の本質は、どこにあるのか?




それは、自分の『存在価値』は、自分で決める。

それが出来ていないことにあります。




自分の価値を自分で決めるためには、自分のことを誰よりも

認めていく必要があります。




そのキーワードは、

『あるがまま』の自分。または、『そのまんま』の自分。




そして、自分との約束を自分が守る、ということになります。

(自分との約束を破るとは、自分に敗けることをです。)




誰よりも自分のことを見ているのは自分です。

自分には嘘をつけないのです。




では、『あるがまま』の自分を受けとめれないと、どうなるか?




受けとめられないと、まずは自分の価値を高めるために、早く

結果が欲しくなります。




よって、無理な目標設定をして、途中で投げ出してしまい、

自分との約束を守れずに、ますます自分のことが嫌いになります。




自分が自分を認められないので、ますます、人からの評価や

それを得るための結果が必要となります。




このような悪循環に陥ることにより、今与えられた目の前のことに

目が行かなくなります。




また、人にどう思われるかに関心が向いてしまい、人の評価だけが、

自分の価値判断となっていくのです。




やはり、『あるがまま』の自分を知り、受け入れることです。




う~ん、なかなか結論までいきませんね。

長くなってしまいましたので、この続きは、また次回に。