『あるがまま』を紐解く | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

「私は私のことが大好きなんです」




自分の長所も短所も、純粋な想いも邪悪な想いも、すべてを

受け入れたうえでの言葉であれば、それはそれでOK。




しかし、上記言葉を、『あるがまま』の自分を受け入れたうえで、

言っている人に会ったことは未だありません。




自分のことを好きになろう(本当は嫌い)としていたり、自分の

長所だけを見て、好きと言っているのです。




前々回にも書きましたが、真に自分のことを受け入れている

人は、自分のことを好きとか嫌いとか意識にありません。




とにかく、今に夢中。




今できることを精一杯行っているのです。




今に夢中の人の特徴は、結果よりプロセスを楽しんでいます。




例え、今、結果が出てなかったとしても、どうやったらうまくいく

かな、と試行錯誤しているプロセスを楽しんでいます。




一方、『あるがまま』の自分を受け入れていない人は、他者評価が

気になりますから、プロセスより結果を重視します。




すぐに成果を求めます。

結果が出ない時は焦り、イライラしてしまうのです。




私も1回目の独立時がそうでした。




安心しているときは、結果が出た時だけ。

イヤ、結果が出ている時でさえ、次のことを考え、常に不安でした。




自分の価値を計るのは、結果のみ。




結果に執着することにより、辛い毎日を自ら作り上げていくのです。




『あるがまま』の自分とは、長所も短所も純粋な想いも邪悪な想いも

全部含めて、自分であるという認識です。




完璧でない欠点だらけの自分ですから、決して、今の自分に

満足していない状態です。




よって、今現在の自分が好きかと問われると、”好き” というより

”受け入れている” という表現が近いのかなと思います。




しかし、『あるがまま』な自分が、今できること、今必要と感じることを

精一杯していますので、毎日が充実しています。




毎日、努力や創意工夫をして尽力している自分を一番よく知って

いるのは自分です。




自分との約束を守るので、自分のことを誰よりも信頼しています。




そして、日々、創意工夫や努力をしているのですから、結果は後からついてきます。




よって、結果に囚われずにプロセスを重視することが出来るのです。




『自己受容』とは、『あるがままな自分』を受け入れていること。




『あるがままの自分』を受け入れることが、日々を充実させ、人の

評価ではなく、自分の『存在価値』を自分で感じることができる。




よって、自分の人生を生きる、ということになるのです。