縮小社会研究会(松久寛代表理事)という、最近社団法人になった会が京都にあります。


産業革命以来の、特に19世紀以降の化石エネルギーの活用による経済急成長時代が、石油の枯渇や地球環境汚染問題等で平行線、日本の場合は需要が下降線を辿る時代に入りました。


そうした中で、過去の経済成長モデルで、金融機関の有利子融資そのものが、時代状況とズレが生じ始めています。円がだぶついて金融商品購入に回っても設備投資に回らないのはそのためだと考えられます。


近代の「生産拡大モデル」は、一部の業界を除いて、実情に合わなくなりつつあります。


縮小社会研究会は、そうした時代状況を見据えて、節約や省エネ、生活スタイルの自然態化、第一次産業の重視等を研究する先駆的集まりです。


来たる4月7日13時から、京都大学時計台で、嘉田由紀子滋賀県知事の「成熟社会を生きるための滋賀の施策」の講演があり、その後、槌田劭氏の「使い捨て時代と縮小社会」ほか8人の発表があります。これからの日本社会を先取りした研究会だと思います。


参加費500円。懇親会参加費3000円(事前申込み)。一般の方も歓迎だそうです。

ホームページ:http://shukusho.org




加藤寛元慶応大学教授が亡くなったのは東日本大震災の年の1月31日でした。土光敏夫第二臨時行政調査会長や時の総理中曽根康弘氏らの下で国鉄民営化や電電公社の民営化の取りまとめを行った、日本政治機構体制側の中核で活躍してきた人です。


その人が、彼の遺書ともいうべき本『日本再生 最終勧告 原発ゼロで未来を拓く』がビジネス社から出版されました。


 その中で、加藤氏は、「本書は私の遺言である。少なくとも『原発即時ゼロ』の端緒を見届けない限り、私は死んでも死にきれない」と書いています。


原発の安全神話は崩壊し、低コストという神話も崩壊しつつあります。


 それでも続く利益共同体の鉄のトライアングル。


 この壁を突破して新しい未来を共創するのは自身の良心に忠実に行動する青年の情熱と力です。

私は肉体は青年でないにしても、心は魂は青年の意気で、きたるべき将来の世代のために、公共的未来の創出のために、「核」無き未来の実現へ一歩一歩、よろめきながらも前進します。


 山ちゃんより

昨晩、テレビで若い人たちの歌を見ました。筆者の時代と違って、一番よく出てくる言葉が「未来」です。


 なぜ今、「未来」なのか? 文明の大きな好転換を予感するからではないでしょうか。


例えば、TPPは、アメリカの1%の人たちがアメリカの40%の人たちの富を独占していますが、その独占構造が、今、「格差社会」構造だとして批判に曝されています。

 

そういう世界的な格差社会批判を受けて、逆攻勢に出ているのがTPPだとすると、TPPが妥結するとかなりやばいことになるかもしれません。アメリカ国民すらTPPに69%が反対なのですよ。


但し、日本人は、何もその中身を知らされていません。地方紙はみな「反対」です。韓国がアメリカと結んでいる二国間協定の中身を吟味すれば、或る程度、察しがつくかもしれません。


中央紙は、TPP賛成の方向です。(以上、岩波『世界』より)


結論を先に言いますと、どうもその1%の人たちが今、焦っているようなのです。

いろんな禁じ手を打っているという指摘もありますが、断末魔でしょうか。


 「未来」に希望を持とうとする若者は、1%の人たちの焦りと行き詰まりの先を直感しているようにも思えます。


 いずれにせよ、万人が幸福を分かち合える未来は一人では創れません。人の苦しみを我が痛みと感じとれる思いやりのある世界を、若者と共に創りたいというのが『未来共創新聞』の切なる願いです。


 山ちゃんより