MJとエイム
ちょっと一番騒がれていた時期からずいぶんと後になりますが、マイケル・ジャクソンのThis is itをNママと見に行きました。MJが病院に運ばれたとき、エイムはUCLAの病院の数ブロック先に住んでおりました。家でポートフォリオに取り掛かっていたエイム。メッセンジャーで数人の友達が彼の死を知らせてくれました。
マイケルの曲は、エイムが赤ちゃんのころから、両親がよく家でかけていて、馴染み深いものです。よく彼のことを知ったのは、小学生のとき。中学生のエイム兄がマイケルのミュージックビデオを毎日のようにかけていて、兄妹の中で、ちょっと時代遅れのブームが起きていました。堅い体で動く兄を見ながら、ムーンウォークも頑張って練習しました、、。懐かしいです。
その数年後、エイムはバレエのデトロイトで行われたABCのサマープログラムで、マイケルのバックダンサーを長年していたダンサーの下で、ヒップホップのレッスンを受けました。一曲踊るだけでもヒーヒーいう激しいテンポのマイケル・ジャクソンの曲に合わせ、改めてバックダンサーを務める人々のすごさを実感したのを覚えています。
マイケルがいなくなってから、アメリカでは、彼の忘れられていた偉大さがよみがえったような気がします。エイムはとにかくバレエに限らず、踊るのが好きなので、LAのクラブ、ラウンジと週末に友達とよく行きました。マイケルの亡くなった後は、どこへ行っても彼の曲は必ず一回は流れ、そのたびにヒューヒューと活気が出るのです。ハリウッドという、輝きの世界でありながら残酷でもある世界。LAでの3年間、なんとなくその両方をちらっと見れたような気がします。
写真は、初めて行ったデンマークの映画館。日本のように席が指定されています。アメリカのがちゃがちゃした内装とは違ってここもやはり、ちょっと洗練された映画館。じーと静かにマイケルのパフォーマンスを見ている姿は、ああーもうちょっと盛り上がりがあっても、とアメリカでの映画館を懐かしく思いました。