コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る -199ページ目

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

グローバルリーダーになるための思考力② ロジカルシンキングⅡ

さて、この「グローバルリーダーになるための思考力」であるが、前回執筆をしたのは2月と約8ヶ月ぶりの更新となってしまった。この期間、仕事では2つのプロジェクトに従事していたが、2つとのグローバルリソースを活用するプロジェクトであった。やはりグローバルな視点で考えていくことは、経済・ビジネスがボーダレス化していく中にあって、非常に大切であることを感じた。

今回からロジカルシンキングⅡというテーマで、ロジカルシンキングの応用編を書いていきたい。この章では大きくは① ロジカルシンキングを行う上での心得 ② ロジカルシンキングの3つのツールというポイントでロジカルシンキングについて考えていきたい。

復習になるが、ロジカルシンキングとは「相手がわかりやすい!」と思わせる思考である。この原理原則を意識出れば、ロジカルシンキングを向上することができる。前章ではその原則に加えて、演繹法や帰納法といったロジカルシンキングの王道を学んだが、次節ではロジカルシンキングをより強化するために、「3つの心得」について学んでいきたい。

世界一わかりやすい在庫削減の授業
世界一わかりやすい在庫削減の授業
サンマーク出版 2009-08-20
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starわかりやすい入門書
star在庫管理できていますか?
star専門外でも分かりやすかったです

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文字通り在庫管理について非常にわかりやすく書かれている。定量・定期発注点方式やかんばん方式など在庫管理についてまったくわからない人でも、在庫に関する知識を得られる良書である。

見通す力 (生活人新書)
見通す力 (生活人新書)

池上 彰

日本放送出版協会 2009-10
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star情報整理術!
star情報は、集めるだけではダメなんだ
star新聞速読のカギは「見出し」と「記事の配置」だそう

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子供ニュースでおなじみの池上彰氏の新刊。情報収集・選別、仮説・検証というキーワードに惹かれて購入した。池上さんの本らしく非常にわかりやすかったが、仮説の立て方よりも情報収集の仕方に重点が置かれていた感がある。また池上氏の思考方法についても感じ取ることができた。


私が開催している「リサーチスキル」という講座の中で今回のアプローチと非常に似た部分もあり、参考書籍として扱いと思った。池上氏の本をまだ読んだことがない方は手にとってみるといいだろう。

最強のコスト削減―いかなる経営環境でも利益を創出する経営体質への変革
最強のコスト削減―いかなる経営環境でも利益を創出する経営体質への変革
東洋経済新報社 2009-04
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starスッキリ!
star広く、浅く

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リーマンショックから早1年が経つ。急激な経済の落ち込みから少しずつではあるが、底から回復をしてきている感がある。本書はリーマンショックを意識したか否かはわからないが、「コスト削減」をテーマにした本である。執筆者はATカーニーのコンサルタント。


企業におけるコストを印刷費や清掃費といった費目レベルまでコスト分解し、その費目に対するコスト削減の対応策をアプローチしていった点は興味深かった。

日本を変える「知」 (SYNODOS READINGS)
日本を変える「知」 (SYNODOS READINGS)
光文社 2009-05-22
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starウィキペディアめいた要領のよさ
star「方法」の見本市
star月並みですが、目からウロコ

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学生時代「経済学思考の技術」という書籍に出会い、経済学を楽しく学べるようになった。経済学的な考え方を使って、仕事・生活をするようになったのもこの書籍の影響が多分にあると思っている。その「経済学思考の技術」の著者である飯田泰之氏をはじめアカデミズムの中の新進気鋭の研究者の「考え」をまとめた内容が本書である。飯田氏の経済からの視点による日本の見方から始まり、政治、教育、社会から日本をそれぞれの学問のフレームワーク・理論を通して考察している。

マネジメント入門 改訂第2版―ERPで学ぶビジネスプロセス
マネジメント入門 改訂第2版―ERPで学ぶビジネスプロセス
ビー・エヌ・エヌ新社 2006-12-15
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starERPにおける基本機能
starタイトルどおり
star使えるSAP-ERP入門書です

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基幹システムとして最も有名内SAP R/3をベースにして、SCM、会計や人事管理など企業のビジネスプロセスを簡潔に説明している本。ERPコンサルタントを目指される方、SEから業務・ITコンサルタントになる方などには非常に有益な本であろう。基幹系業務を理解したい初学者には少しシステムライクかもしれない。

スティグリッツ教授の経済教室―グローバル経済のトピックスを読み解く
スティグリッツ教授の経済教室―グローバル経済のトピックスを読み解く ジョセフ・E・スティグリッツ

ダイヤモンド社 2007-10-19
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star内容は今でも新鮮
star読み方に左右されるところはある
starケインズは素晴らしい!ブッシュはダメだ!

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学生時代によく読んでいたスティグリッツの書籍。当時グローバリゼーションが全盛だったときに、グローバリゼーションの負の部分を指摘したり、情報の非対称性を唱えたりと、彼の革新的・批判的思考が好きだった。


本書も現在の世界経済に対する警鐘を鳴らしている本であるが、特に「アウトソーシング」に関するトピックがおもしろかった。現在企業はコスト削減をテーマに、業務委託を中国やインドに多く行っている。アメリカも然りで、インド・フィリピンに多くアウトソーシングをしているが、アウトソーシングを行政・国という視点で見ると、自国の雇用が減少したり、税収が少なくなったりする。政治と経済でギャップが生まれている代表的な例である。


本書では複眼的に物事を捉える大切さを教えてくれている。

事業再生―会社が破綻する前に (岩波新書)
事業再生―会社が破綻する前に (岩波新書)
岩波書店 2006-01
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おすすめ平均 star
star入門編としてはいいかもしれないが
star図表が豊富で、基礎から説明されており、事業再生に関して読む1冊目にふさわしい
star諸外国の事業再生への取組が分かる本

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先月国交相より任命されたJAL再生タスクフォースチームで、元産業再生機構産業再生委員会委員長の高木新二郎さんの書籍。彼がどのような考え方をもって、企業再生を行ってきたかについて知りたかったため手に取った本。


事業再生の入門書として、会計知識・法律知識の重要性を理解できる本。著者が事業再生を外科手術とたとえていた点がおもしろい。JAL再生が今後どのように行われるか注視してみていきたい。

サプライ・チェインの設計と管理―コンセプト・戦略・事例
サプライ・チェインの設計と管理―コンセプト・戦略・事例 David Simchi‐Levi

朝倉書店 2002-01
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おすすめ平均 star
star本当は星5つをつけたいのですが…
star本格的SCM入門書の日本上陸
star間違いないですね

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大学院生・大学生に向けに作られたサプライチェーンの専門書。アメリカの大学のテキストらしく、事例と説明という構成で説明が進められている。SCMに関する基礎知識が書かれているが、入門書というより、SCMを勉強したことがある人が更に学習を進めていく上で手に取る書であろう。

雲のなかの未来―進化するクラウド・サービス
雲のなかの未来―進化するクラウド・サービス
エヌティティ出版 2009-09-11
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クラウドコンピューティングについてユーザー視点で書かれた非常にわかりやすい本。


クラウドコンピューティングというと、


「インターネットを基本にした新しいコンピュータの利用形態である。ユーザーはコンピュータ処理を、ネットワーク(通常はインターネット)経由で、サービスとして利用できる」(wikipedia)


という概念的な説明が多く、わかりづらかった。特にこれまで我々ユーザーが普通に使っていたGmailやYahoo!ブリーフケースなどと何が違うのかといった端的な答えができなかったの事実である。


本書ではクラウドコンピューティングはBtoCではなく、BtoBの際に使われる言葉であるとしている。また、

新しいコンピュータ利用形態とはすなわち、コンピュータにはストレージもソフトも最低限名ものしか保持せず、ほとんどのアプリケーション・ストレージはインターネット経由で「向こう」のサーバー上で管理されている状態であると説明している。


これは何が便利なのか。例えば、当然のことであるが私が作成した資料のほとんどはローカル上にあり、当然PCを携帯をしないとデータをすぐに閲覧することはできない。しかし、これらの資料を常にインターネット上で簡単に保存できる仕組みができたらどうだろう。いつでもどこでも、PCでも携帯でもデータを取得することができるのである。これがクラウドの利点である。本当にインターネットが普及したら・・・、考えるだけでも恐ろしい。


クラウドは我々の生活を本当に便利にするのか。実際は我々の生活を窮屈なものにしないのか。IT化が進む世の中だからこそ、考えなくてはいけないテーマである。


話が脱線したが、本書は「クラウド」という知識を取得するのであれば、本当に良本である。