地方自治体システムの標準化 | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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日本には市区町村数が1800ほどあります。



デジタル庁が発表している地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化に関する資料があり、興味深く拝見しました。私は公共系システムは詳しくないですが、おそらく属人的にサイロ型でシステム構築をしているのは民間と同じでしょう。


標準化していくことは、コスト面からもまた個人情報を持つことからセキュリティ面でも多大なメリットがあると思います。一方で共通の仕組みにいかに移行するか、こちらのコスト・投資がかなり厳しい気がします。デジタル庁でも標準化リエゾンという役割を置いていますが、移行の仕組みをいかに作るかが鍵だと感じました。



①データ要件・連携要件の標準

制度所管省庁等と協力して、基幹業務システムのデータ要件・連携要件の標準について作成しています。

②非機能要件の標準

総務省と協力して、基幹業務システムに共通する事項である非機能要件の標準(標準非機能要件)を作成しています。

③ガバメントクラウドの活用について

地方公共団体がガバメントクラウドを活用できるよう検討を進めています。

④共通機能の標準

制度所管省庁等と協力して、基幹業務システムの共通機能の標準について作成しています。