他人時間ではなく、自分時間を意識しようという、そこにトランジション=移行していこうというメッセージ。
著者は戦略デザインコンサルタントで、デザイン思考関連で有名な佐宗邦威氏。
著者自身がライフステージの変化で移住し、このトランジションを楽しんでいる。
下記はまさに資本主義の一面をきれいに切り取ったテキスト。
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僕はかつてサラリーマン時代、 品川訳で降りて、 毎日、 同じ時間にオフィスへ向かって出勤していたが、 そこでの光景はまさに「他人時間」を生きる人の象徴だったように思える。 数百メートルもの長いコンコースに、 通勤のための長蛇の列がで
きる。顔色ひとつ変えずに、 似たようなスーツに身を包んだサラリーマンが、 同じ歩調で歩く。 僕は、 その中に混じりながら、 自分が資本主義の 「部品」になったような感覚を味わっていた。
24時間働けますか?ーという宣伝コピーに象徴されるように昭和の時代は、他人の時間で生きることが当たり前の時代だった。だが、 時代は変わった。
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私自身もこの資本主義の部品になりたくなくて、あがらっているのかもしれない。それは資本主義の本質を掴むことが必要であるし、覚悟も必要なのだろう。
自分時間を取ろうという意識、また自分時間を他人のためにどれだけ使えるか。そこが本質なのかなと感じた。