- 世界基準の上司/KADOKAWA/中経出版

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マッキンゼーの元コンサルタントが書いた書籍です。
上司(上長・管理者・経営者)は、個人技でだましだまし凌いでいる部下のマネジメントを、しっかりとした基準(=世界基準)を持ってやっていくためのマインドやテクニックを具体的に教えてくれている。先日読んだ「はじめての課長の教科書」よりも良き本かもしれません。
新版 はじめての課長の教科書/ディスカヴァー・トゥエンティワン 
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本書では「世界基準の上司」の本質を、「真剣に部下のことを考え、最高の仕事をやってもらってチームの成果を最大化し、他のどの部署よりも部下が早く育つ環境を提供すると定義していいます。
その上で世界基準の上司になるための基準(ポリシー)とは、
① 方針を明確に打ち出し、部門の成果を最大化する
② 部下の持つ力を最大限引き出し、成果を出す
③ 成果を出しつつ、部下を最速、最大限育成する
④ 部下の成長可能性を信じ、常にポジティブに接する
⑤ 一人一人に合わせて部下育成を進める
⑥ 部下育成は、上司の自己満足で行うものではない
⑦ 部下を罵倒したり感情の発散対象にしない
⑧ 部下は上司の奴隷ではない
⑨ 部下育成は上司の責任、成長は部下の責任
⑩ 部下に上司の質問を汲み、よいところだけ前向きに学ぶように教える
を提唱しています。私が特に印象に残ったのは、
- 前任者である上司や周りに部下・メンバーの状況を聞く
- 品質管理をするために「アウトプットイメージ作成アプローチ」を取る
- 自分が部下・メンバーであったことを忘れない
- できる部下も、できない部下も一様に悩んでいる
- 優秀なのにすぐに怠けるメンバーには高い目標を掲げ・ほめる
- 怒らずにポジティブフィードバックを心がける
- ピープルマネジメントにおいて、どうしてここまでやらなくてはならないと思わない
です。これからリーダーになっていく方々にもおすすめの書籍です。