コンビニが専業企業をつぶしていく? | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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12月も後半となり、世間はクリスマスムード一色となっています。
テレビのコマーシャルもクリスマスケーキやチキンなどのプロモーションが多く流れています。

ここ近年多くなってきたのがコンビニエンスストアのチキンのプロモーションです。セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートと大手コンビニがこぞって美味しくそして割安なチキンを売り出しています。この割安というのはこれまでのケンタッキーやスーパーとの比較です。

こちらの記事でも今年のチキン商戦の記事が紹介されています。

コンビニはここ近年どんどん「専業企業」の商品に割って入っています。コーヒーやドーナツなどが一例です。特にセブンイレブンがドーナツを売り出すというニュースは大きく取り上げられています。セブンイレブンがコーヒーとセットでドーナツを売り出すことになり、ドーナッツ販売大手のミスタードーナッツとガチンコ勝負をすることになるとのことです。

このようにコンビニは専業企業を破壊し、そのシェアを奪っていくという結果になっていくのでしょうか。

実際に実証研究をした結果を参照できればいいのですが、過去にはスーパーが商店街をつぶしたという現在のコンビニv.s.専業店と同じような構図がありました。一方で、コンビニがおにぎりやパンを売り出した時もおそらく今のコーヒーやドーナッツと同じような論点になったかと思います。

では過去と今とでは何が違うのか。それはおそらくコンビニがこれまで以上に「質の高い」商品を売り出せるようになったということでしょう。昔は専業店のほうがおいしい、コンビニは近くて便利・でも味は・・・というのが人々の認識でした。しかし今コンビニは「美味しいもの」を売る武器を手に入れたことで、この認識を大きく打ち破ろうとしています。

では専業店の生き残る道は何なのでしょうか。ポーターの基本戦略から読み解くと、コスト・リーダーシップ、差異化、集中という3つの視点から考えるのが良さそうです。

一つ目にコストリーダーシップ。コストを低減化することで、より安く売るという戦略ですが、これは専業店はなかなか難しいでしょう。

二つ目に差別化。よく「場」を提供することで差別化を図るという話があります。スターバックスもこの「場」を創ることで、ブランド化し、一定顧客を囲い込む・集客することに成功しています。一方で、ミスタードーナッツがこの「場」を創るというのは少し難しいかもしれません。

そして三つ目に集中。これがすでに専業店は手を打っているのですから難しいでしょう。

上記からは打ち手が見つかりません。では顧客は何を求めるのでしょうか。
私がお客さんだったら・・・というと、やっぱりコンビニは歩いて10分以内にあるのでとても便利です。そこで専業店のブランド化された商品が食べれたら嬉しいなと思います。

専業店を持つ企業はコンビニを最大の営業拠点と位置づけて、「提携」を模索するのも一つかもしれません。この提携も本当に自社の製品の品質をキープしながら売れるかなどの技術課題が出てくるかもしれませんが・・・。

追伸:こんな記事も出ていました。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/9607727/