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本書は戦略コンサルタントと研究者と言う2つの顔を持つ著者の経営学を経営の現場に適用するための書籍。アンラーニングをテーマに、「経営持論」をアンラーニングし、いかに経営理論を適用していくかについての方策を説いている。著者は経営持論をアンラーニングすることで、様々な仮説を探索できることができると説く。
下記は印象に残った文章。
昔経営コンサルタントとは、最新の研究成果・理論に基づいて、それを現場に適用していく仕事だと思っていたが、この原理原則が、これからのコンサルビジネスには必要だと再認識させられた。
経営持論の論理は大きな素数の積のようなもの
⇒ 経営と言う事象は統合されており、分解して分析をすることは難しい。
経営学には、粘着する知識の論理、ユーザーイノベーションの論理、そして競争戦略論のような「選択肢」のアンラーニングのための論理が多数あります。
複数のサンプルを集めて、それらの結果をとそれらの複数の原因候補をデータ化して統計処理をすることで、どの原因候補がその結果に本当に影響を中るものなのかを見究めることができます。そのような分析手法が、多変量回帰分析です。
⇒ 経営事象を科学的に分析する(わけて考える)ことで、経営事象の素数分解を試みる。