| 「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力 | |
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書名の「マルちゃん」だけを見るとポップな本のように感じてしまうが、異文化対応のためのデザイン、プロダクト、サービスを考える上で非常に考えが整理された書籍である。
異文化に対応するには、① 文化によってロジックは異なること、② その地域の習慣を意識すること そして③コンテキストの高低を読み解くこと の3つが大事であると理解した。特に③のコンテキストに関しては、学部留学時代に学んだホールの理論 について言及されていたが、クロスボーダーにビジネス展開をする上での理論をかんり研究されている分野であり、改めて原理原則を学ぶことの重要性を理解することができた。
個人的にはキッコーマンのスクレソースと公文の事例が興味深かった。
キッコーマンのスクレソースはフランスで使われる調味料だそうで、このテキストを読んで今グローバル展開というのキーワードが大きく叫ばれているが、昔から日本のビジネスはローカライゼションを目指して、商品開発・マーケティングをしてきたことを学んだ。
また公文の事例では、ユニバーサルなサービスを開発することで、世界展開に成功した事例である。
公文は自力で微分積分をできるようになることを目指す教育方法であるとの記述があった。
公文の方式は、後者のマスタリー方式である。
私はスパイラル方式とマスタリー式の2つの存在を知り、あることを連想した。前者は最初に全体像を描きブレイクダウンしてディテールを決める西洋的思考方法、後者はディテールから積み上げ結果的に全体像を作り上げる日本的思考方式。つまりスパイラル方式は西洋的思考と相性が良く、マスタリー式は日本的思考と合っているのではない P84
