パナソニックの省エネ化実証実験事業をシンガポールで実施されることが発表されました。
シンガポールはHDBと呼ばれる公共住宅が非常に多い国です。1件1件の作りが異なる日本と比べて、インフラとしては非常に使い勝手が良いのかもしれません。
この事業が上手く言えば、今後東南アジア展開もできる可能性が大いになります。
おそらくそこを見据えて、まずはインフラの安定しているシンガポールを選び、成功事例を作ろうとしているのでしょう。
<パナソニック>シンガポール政府と住宅省エネ化の実証開始
毎日新聞 8月1日(月)20時18分配信
パナソニックは1日、シンガポール政府と共同で、既設の公営集合住宅の省エネ化のための実証プロジェクトを12年1月に始めると発表した。電力需要のピーク時に各住宅のエアコンの運転を自動的に抑えたり、太陽電池と蓄電池で共用部分の照明やエレベーターなどの電力をまかなうなどの実証試験を2年間行う。東南アジアでの省エネ化の一括提案事業の拡大につなげる。
同国北東部で集合住宅1棟(約100戸)の全戸に電力、ガス、水道の使用量が分かるスマートメーターや外部から運転を制御できるエアコンを設置。電力需要のピーク時に電力会社の求めに応じて、エアコンの消費電力を75%に抑え、家庭の消費電力量の10%削減を目指す。パナソニックは実験終了後、同国全域でのシステム受注を目指す。