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CIO学―IT経営戦略の未来
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CIO=Chief Infomation Officerを学問的に捉えた教科書的な書籍である。近年CEOやCFOといった「CXO」という概念・役職が日本でも一般化されてきているが、CIOという役職はこの情報化社会においてホットなポジションである。
本書から私もCIOについて体系的捉えることができたのだが、CIOには「攻め」と「守り」の二つの役割がある。「攻め」とは、いわゆる「イノベーション」を起こすということであり、経営とITを融合しながら、グローバルSCMを構築したり、ビジネスインテリジェンス(BI)といった経営層が即座に業績を把握できるようなシステムを構築したりするといった、企業の収益に貢献するような役割を言うだろう。一方「守り」とは、「内部統制」「IT統制」と言われるコーポレイトガバナンスを徹底する仕組みを構築し、実施・監査をしていく役割である。
一昨日、「企業の8割がIT戦略を策定、経営戦略との一体化は3割にとどまる 」というニュースが流れたが、今後ますますCIOという役割の重要性が増していくことは間違いない。

