今月後半に2件、漢方の市民公開講座・セミナーがあります。
それぞれオンラインのみ、現地のみの開催です。
記事にするのが遅くなり、直前となりましたがタイミングよく間に合いますように
日本臨床漢方医会 2024年市民公開講座
日本臨床漢方医会HPに詳細があります。
リンクフリーですが、転載はダメな様で詳細は上記リンクでご確認ください。
日程は11月23日、ズーム配信です。
2020年より市民講座がオンライン開催され、YouTubeチャンネルもあるようですが今のところ市民講座の動画公開はされていないようです。
日本漢方生薬製剤協会 第27回市民公開漢方セミナー
日本漢方生薬製剤協会HPに詳細があります。
転載(一部抜粋)が微妙なので、詳細は上記リンクでご確認ください。
日程は11月27日、東京会場です。
リンク先の開催案内を見ると判りますが、開催2週間前を目安に入場整理券を郵送とあるので
これから参加希望の方は問い合わせされた方が良いかもしれません。
去年開催のセミナーを知った際には会場開催のみで、聞きたいなと残念に思っていましたが
今年に入ってから協会のHP・YouTubeで動画公開されているのを見つけ、嬉しかったです
なので、今年開催分も公開されるのではないかな
と感じます。
感じた事
日本漢方生薬製剤協会の去年のセミナー、1部・2部共に興味深い内容でした。
コラム集の中でその内容詳細が判ります。
1部は、明治以降に漢方が途絶えかけ復興に尽力された先生のお話。
2部は、姫野友美医師による『漢方×栄養でストレスケア』のお話。
1部から。
政府の圧力があったとはビックリでしたが、漢方だけでなくセルフケアも相互の相性があると
思うので、その一つが失われず復活し広く活用が継続されている事は、選択する側として有難いなと感じました。
2部から。
姫野先生が以前出演されたテレビで『腸脳相関』を言われていて、オンエアから月日が随分経つので記憶が不確かなのですが、腸を整えたら鬱の患者さんが回復したとか・食事を見直したら
腸の不調が治ったとか、そのような事を言われていたような

先生の院HPを見ると東洋医学と分子栄養学を取り入れておられることから、お話が聞きたいなと思っていました。
分子栄養学のお話も漢方のお話も解りやすかったです
腸脳相関のお話も出てきて、腸で栄養を取り込めるように腸を整える必要があり漢方がその補助になる。
漢方はその人・体調に合わせて処方するので、個人判断で飲用するのではなく医師や薬局で
相談・処方を勧める、と言われていました。
この辺りは上記のコラム集には記載されていないかと(さらりと見た感じ)思うので、気になる
方は動画でご覧下さいね
家族で漢方専門医がかかりつけ医なんですが、診察等のお話内容から漢方薬処方は専門医等
知識のある方からがいいのかなと個人的には感じます。
脳脊髄液減少症ではよく聞く五苓散ですが、こちらからお願いして処方はしてもらったけれど
漢方医からの薦めで処方される事は無かったです。
その辺りは、その時々の体調・各症状に合わせて処方されるからだと思うのですが、
脳脊の子の主訴であった頭痛には違うお薬が処方されました。
以前自宅で、五苓散があるから他の薬との相性等問題無ければ飲みたいと思って問い合わせ
たら、『喉が渇いていないと効かないよ』と言われました。
(水分摂取を控える意味ではないのでご注意くださいね)
なので、五苓散の効果の有無も個人毎で変わるのだと思います。
この辺りはその他の漢方、西洋薬や治療にも通じるのかなと感じました。
脳脊髄液減少症の場合、不調症状が多器官・多症状あり治療もケアも思うようにいかない事も
多いと思います。
脳だと頭痛、目だと眩しさ、耳だと音に敏感、腸だとお腹の不調等。
鼻と耳に関してそれぞれ脳との関係性をテレビや講演等の医師のお話を聞いて相互作用が
気になっていたんですが、腸脳相関を初めて聞いた時に各器官の相互関係・作用が腑に
落ちたんです
脳・鼻、脳・耳、脳・目、脳・腸、その他もあると思います。
ツボのお話では、不調のある部位・症状なのにその箇所とは違う部位で効果があるのか
NHK・あしたが変わるトリセツショーの改訂版!「ツボ」のトリセツで、ツボは「不調に
応じて体の表面に炎症が起きる場所」と解説されていました
「脳の勘違い」の内容も興味深く、各器官は単独ではなく相関性があるのだなと感じると共に
科学的に証明された内容に更に納得しました
以前温めていた記事の内容を少しだけ書く事が出来ました
相関性について触れただけで、気になる各器官の内容はそれぞれ月日が経過し内容を
思い出せないのでリンクなど貼れませんが、参考まで
各先生方のお話で、ヒントに出会えますように。