「筋膜」って結局なに? 痛みや身体の不調との関係は? | 湘南・茅ヶ崎の筋膜ケアサロン|conditioning studio

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茅ヶ崎のちいさな自宅サロンで、頭痛や生理痛などでお悩みの方へ筋膜のケアをしています。
「雰囲気はやわらかく、施術はしっかりと」を大切に、1人ひとりの身体のお悩みと向き合っています。

その痛み、"筋肉"だけの問題じゃないかも

「マッサージに通ったり、ストレッチをしたりしたけれど、効果が続かなかった」

サロンに来てくださる方や、これまでお話を伺ってきた方の中には、そう言う方も少なくありません。

 

肩や腰を揉んでもらったその日は楽になる。

でも、しばらくするとまた同じ場所が痛くなる。

 

「自分の揉み方が足りないのかな」「もっと強くしてもらえばいいのかな」

——そんなふうに感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実はその繰り返し、"筋肉"だけにアプローチしていることが関係しているのかもしれません。

今日は、その鍵を握る「筋膜」についてお話しします。

 

筋膜とは、身体中を包んでいる"膜"

筋膜と聞くと、聞き慣れない専門用語のように感じるかもしれません。

 

イメージしてほしいのは、身体全体を包むボディスーツです。

筋膜は筋肉の1つひとつ、骨、内臓——全身を包んでいると言われています。

 

普段私たちが「筋肉」だと思って触れている部分も、筋膜ごと触れていることがほとんどです。

つまり、筋肉だけを個別に動かしたりほぐしたりしているようで、実際は筋膜ごとまとめて扱っている、ということになります。

 

もう少しだけ詳しく話すと、

筋膜は1枚の膜ではなく、薄い膜の層がいくつも重なってできていると言われています。

そして筋膜の層と層の間には、水分とヒアルロン酸を多く含んだやわらかい層があり、

これが「のり」のような役割を果たしながら、筋膜の層どうしをおたがいに滑るようにしてくれています。

この滑りが良い状態が、「筋膜の状態が良い」ということになります。

 

筋膜は「つながっている」からこそ、離れた場所にも影響する

筋膜は身体の部位ごとにバラバラになっているわけではなく、

全身でひとつながりになっています。

 

そのため、一見症状とは関係なさそうな離れた場所の緊張や身体の使い方のくせが、症状に思わぬ影響を及ぼしている場合があります。

  • ふくらはぎの硬さが、頭痛につながる
  • 足の硬さが、生理痛のつらさに関係する

こうしたことが起こり得るのも、筋膜が全身でつながっているからです。

 

さらに、

筋膜は筋肉だけでなく、内臓を包む膜ともゆるやかにつながっていると言われています。

 

身体の一部の緊張が続くことで、

内臓の働きにまで影響する可能性があります。

 

「病院で検査をしても特に異常は見つからないのに、不調が続いている」という場合には、こうした筋膜のつながりが関わっている可能性があります。

 

"筋膜は記憶する"

——身体に繰り返す不調が出現する理由

筋膜には、もうひとつ特徴があります。

 

それは、身体の使い方や姿勢のくせを"記憶"するように筋膜は硬くなっていく傾向があるということです。

 

先ほどお話しした、層と層の間にある「のり」のような部分。

ここが、日々の使い方によって少しずつ変化していきます。

 

身体を動かさない時間が続くこと。

反対に、同じ場所を集中して使い続けること。

そのどちらも、筋膜の「のり」の層をベトベトとした滑りにくい状態に変えてしまうと言われています。

 

デスクワークで前かがみの姿勢を続けてしまう。 

無意識にかばっている足の運び方。 

緊張したとき、いつも同じ場所に力を入れる身体のくせ。

 

そんな日々の積み重ねが、筋膜の滑りを悪くしてしまいます。

 

また、

筋膜には身体の感覚を受け取るセンサーがたくさん集まっており、筋膜の滑りが悪くなった場所は身体に入ってくる情報が歪んでしまうと言われています。

 

そして…

身体は歪んだ情報を痛みや身体の不調として受け取ってしまう、

ということになります。

 

「身体の同じところが何度も繰り返し痛くなる」

「季節の変わり目になると決まってつらくなる場所がある」

 

——そんな感覚に心当たりがある方は、

もしかすると毎日の身体への負担を"記憶"するように筋膜が硬くなってきていることを身体が教えてくれているのかもしれません。

 

"痛みには、記憶がある。"

 

私がこの言葉を大切にしているのは、

これまでの病気やケガ、身体の使い方のくせといった、

身体の記憶をなぞっていくことが悩みの解決につながっていくと考えているからです。

 

マッサージやストレッチでは届きにくい理由

筋肉に対してのマッサージやストレッチが有効な場面はたくさんあります。

 

ただ、

毎日の負担が積み重なり起きている筋膜の滑りの悪さに対しては、ケアが不足してしまうこともあります。

 

先ほどお話しした筋膜の「のり」の層の部分は、

マッサージやストレッチの刺激だけでは、なかなか変化が届きにくい場所です。

 

筋肉を一時的にゆるめても、筋膜全体に残っている硬さのくせやつながりが変わらなければ、しばらくするとまた元のパターンに戻ってしまう——

そうしたケースは、決して珍しいことではありません。

 

「その場では楽になるのに、なぜかすぐ戻ってしまう」

 

という感覚の背景には、こうした事情があるのかもしれません。

 

薬も同じで、痛みが出たときにその場をしのぐ手段としてはとて

も心強い存在です。

 

ただ、薬は今出ている痛みに働きかけるものなので、繰り返し同じ場所に不調が現れる背景——

筋膜に積み重なった硬さのくせそのものには、直接は届きにくい場合もあります。

 

今日からできる、筋膜への意識の向け方

まずは普段の身体の使い方・姿勢に意識を向けて、自分の身体と向き合ってみるところからはじめてみましょう。

  • 痛みやこりを感じたとき、「その場所のまわり」にも意識を持ってみる
  • いつも同じ姿勢や動きになっていないか、振り返ってみる

小さな気づきの積み重ねが、身体との付き合い方を見直すきっかけになることがあります。

 

*筋膜がどんな仕組みで滑ったり、滑らなくなったりするのか、もう少し詳しく知りたい方はこちらから → 【筋膜のしくみをもっと知りたい方へ】

 

専門的なケアという選択肢について

普段の身体の使い方に意識を向けるだけでも、身体との付き合い方は少しずつ変わっていきます。

 

一方で、

自分では気づきにくい身体のくせや、

長い時間をかけて積み重なった筋膜の硬さについては、

筋膜のつながりという視点から見えてくるものもあります。

筋膜ケアという選択肢があることも、頭の片隅に置いていただけたら嬉しいです。

 

まとめ

筋膜は全身をつなぐボディスーツのような一枚の膜であり、

毎日の姿勢や過去の身体の負担を記憶して硬くなっていく性質を持っています。

 

「身体の同じところが何度も繰り返し痛くなる」

「マッサージをしても効果がなかなか続かない」

 

そうした感覚の背景には、筋膜のこうした特性が関わっている可能性があります。

 

次回は、この筋膜がどんな仕組みで滑りを保ったり、滑らなくなったりするのか、もう少し詳しくお話ししたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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