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映画を中心にエンタメ、旅などを紹介しています。

盛り上がっているみたいな関西・大阪の万博。でも、個人的には「行かない」だろうと思っていた。

 

働いている事務所の先生が「セイシェル共和国」のナショナルデイのゲストにお呼ばれ、随行した。

 

 

 

あの大きな大屋根リングの外にある迎賓館。そこに案内された。

 

 

 

 

会場内で行われたナショナルデイのイベント。何と自分までゲスト席に案内され、拝見。南国らしい歌と踊り。

 

ちょっとユル目なのも、南国らしさ、か?完璧な(その分、やや窮屈?)なアテンド体制。この万博の期間中、毎日このようなナショナルデイが開催。スタッフの働きぶりには拍手👏

 

 

イベントの後は少しだけ、会場へ。大屋根リングに行っただけでも満足。

 

 

 

 

 

それにしても、会場にはたくさんの人出。ほとんどは日本人でインバウンド効果はないみたい。大阪の街中は東京と同じぐらい外国人観光客がいるのに。

 

 

 

 

パビリオンもちょっとだけ、体験。

 

 ディスクユニオンでワンコイン購入したのは、カーペンターズのベスト盤。アメリカのリリース盤のタイトルは「THE SINGLES1969-1973」。




 この4年に区切ったのが見事。カーペンターズとしての一番輝いていた時。デビューから頂点を極めた時期。


 「WE'VE ONLY JUST BEGUN」で始まり。「TOP OF THE WORLD」「TICKET TO THE RIDE」「SUPERSTAR」「RAINY DAYS AND MONDAYS」「YESTADAY ONCE MORE」「SING」などなど文句のつけようのない選曲。

 

 調べてみたら、このアルバム、カーペンターズ唯一のNo.1アルバム。オリジナルでは名作「NOW&THEN」でも最高2位


 優れた楽曲ばかり12曲。どの曲も聴き馴染みのある佳曲ばかり。アメリカ人なら、この楽曲を聴けば瞼に70年代のアメリカの光景が浮かぶだろう。


 自分の70年代も重ね合わせ懐かしい思いで聴いた。まさに「イエスタデイ・ワンス・モア」。

 

 


 



 行くつもりがなかった大阪万博。先日、岡山に行った時に偶然空から会場を見た。完璧な円形のかたちを目にした時、すぐには万博会場とは思わなかった。

 

 ああ、あのサークルは万博会場だ!海に近かった!と気づいたのは、神戸をとうに過ぎたあたり。それほど関心が薄かった。


 基本、人の多い場所は苦手。映画を見る時もできるだけメジャーな場所は午前中にしている。午後は繁華街でも外れにある映画館を選択するようにするほど。

 

 日程は午前中10時に会場へお越しください、とのこと。前泊はせずに深夜車で関西へ向かった。万博で大阪のホテル高くなっているという話も聞こえていた。



 

 しかし、それだけで帰るのも切ない。せっかく大阪へ行ったのだからと、一泊しようと、ホテル探し。これが意外に安かった。金土でないことも大きな要因だろう。

 

 出張の時に重宝する「東横イン」。大阪にはたくさんあるので調べてみた。結局、見つけたのは「天六」。なんと大阪万博割という制度が使えて1泊8000円以下。

 

 これなら、万博だけでなく、ちょっとだけ大阪を楽しめる。ありがたい万博割引。




 天六というロケーションも大阪ローカルでナイス!

 「青い炎」(2003)以降、二宮和也主演映画を見逃したことはない。アイドルの枠を越えた演技巧者だと認識している。最近はそのカリスマぶりがなくなってきたとは感じるけど、やはり、演技に関しては信頼できる俳優だと思っている。

 

 なのに、「8番出口」には、そそるものがなかった。

 

 繰り返し見させられた予告編も意味不明。ゲーム的だなと思っていたけど、ゲームが原作なのだそう。

 

 その予告編に流れるラヴェルも、駅に貼られているエッシャーも、わざとらしい。まして、監督が川村元気だというのもマイナス気分の要素。

 

 プロデューサーとしては実績のある人だと思うけど、製作者として、良かったのは「バクマン」あたりまで、だろうか。この人、時の人だったけど、峠を過ぎたなと思ったのが監督作「百花」を観た時。この人が本当に作りたいのは、こんな映画?と思った。

 

 なので、この「8番出口」までの距離は遠かった。観る気になったのは、公開週の成績が驚くほど良かったこと。週末、たまたま上映時間がピッタリあったこと。さらに、上映時間が95分と短いこと。

 

 

「8番出口」★★☆☆☆

 

 やっぱりキツかった。二宮和也は、何故かどんどん演技の質が下がっていると思う。

  

 この映画も演技者としては、あまり見せ場がない役。話はループするだけ。その割には、うまく見せているけれど、話に深みがあるワケではない。

 

 落としどころは親子関係。それも、とってつけたような印象。この映画の面白味はよくわからかった。

 

 それでもシネコンは満席。大半は20代のカップルやグループ。原案のファンなのだろうか?彼らの満足度は高い?

 大阪で開かれている万博。シニアの自分周辺では「行きたい」「興味ない」の見事に二派に分かれる。「行きたい」派のほとんどは70年万博経験者。

 

 自分はその時、行けなかったので、今回もパスと思っていた。それでも、行けば、なかなかに面白い!という声も聞こえて来た。それでも人混みは苦手だし「あえて」とは思えなかった。

 

 しかし、思わない方面からお誘いがあった。事務所の先生がナショナルディのゲストでご招待されたのだ。聞くと随行もできるらしい。もちろんゲスト扱いなので入場も特別にご案内いただける。



 別にどこを見たいというところはないので体験できれば十分。午前10時に会場へお越しくださいということ。前泊すればいいけど、土曜日でホテルは高い。ならばということで、日曜日の深夜に出発して、途中休みながらの車の移動ということになった。



 SAからは美しい満月🌕

 朝には琵琶湖に近い土山サービスエリアに到着。



 

 

 童話の名作として愛されてきた「不思議の国のアリス」。もちろんディスニーのアニメなど有名な作品もある。その名作を日本でアニメ化した作品「不思議の国でアリスと」。

 


「不思議の国でアリスとDIVE IN WONDERLA ND」★☆☆☆☆

  

 今回の作品、声優陣がすごく豪華。主人公の「りせ」は原菜乃華。その他、山本耕史、戸田恵子、松岡茉優、八嶋智人、木村昴、花江夏樹などなど。

 

 これだ豪華な声のキャストを揃えたのだから、さぞや力の入った作品だと思ってしまう。しかし、これがファーストシーンからガクッとなる。

 

 原菜乃華が演じた「りせ」は就活中。自分の個性、特性がわからずの就活連敗中という設定。そこへ祖母が残した家にワンダーランドができたと招待されるという設定。

 

 就活中の女子大生という設定がショボい。変にリアリティがあるけど、物語の展開にリアリティはない。なんで、この設定なの?製作側はそれでいいと思ったの?

  

 原作が名作中の名作。そこへのリスペクトってないのだろうか?画面、安い。豪華なのは声だけ。でも、声だけ頑張ってもアニメの命は絵でしょ。ファンタジーなさ過ぎ。


 色んな意味で残念なアニメ。これだけ有名な原作なのに。

  映画を観始めたのは中学生になってすぐ。実家が商売をしていたので、物心つく頃より前に親に銀座などに連れて行かれた。小学校高学年になると、ひとりで電車にのって繁華街へ出かけるようになった。

 

 実家は練馬だったのでホームタウンは池袋だけど、そこから丸の内線に乗りかえ、銀座へは良く出かけた。中学になり、ひとりで映画館へ通うようになると洋画を見るのは銀座、日本映画なら池袋と決めていた。

 

 当時はまだ有楽町に日劇があった時代。この周辺には東京を代表する大スクリーンの映画館がたくさんあった。

 

 一番好きだったのは丸の内ピカデリー。60年代には「ウエストサイド物語」を1年ロングランしたことが記録に残る大劇場。大作映画はここで上映されることが多かった。

 

 そんな時代に最初に覚えたハリウッドの脚本家のひとり、ウィリアム。ゴールドマン。「明日に向かって撃て!」は同時代に観ていないけど、彼が2度目のオスカーを得た「大統領の陰謀」は丸の内ピカデリーで観た。

 

 彼が原作・脚本を担当したロバート・レッドフォードが主演した「華麗なるヒコーキ野郎」「遠すぎた橋」も丸ピカで観ている。

 

 当時、ゴールドマンはハリウッドで一流というだけでなく脚本の神様のような存在だった。

 

  ゴールドマンが小説を書いてたことは当時も知っていたが、読んだことはなかった。およそ、半世紀を経たゴールドマン小説体験は、時間を経た分なかなかノスタルジーにあふれた刺激があった。

 

 出てくる固有名詞が懐かしい。ダスティン・ホフマン、スティーブ・マックイーン、クリント・イーストウッド、バーブラ・ストライサンド。

 

 この物語を読みながら、自分の映画体験が思い出される。映画の内容もそうだけど、目に浮かぶのは映画館。丸ピカは大劇場だったけど、ニュー東宝シネマ1&2、みゆき座、丸の内松竹、スバル座などこじんまりとした映画館の姿。

 

 今はどれもなくなって、記憶のかなた。そんなことを思い浮かべたハリウッドの大物の内幕小説。

 

 

 シネマ2で観た映画。何故か邦題は忘れたけど、原題ははっきりと覚えてる。78年の映画。この手のBクラスのハリウッド映画が好きだった。

 

 

 

 

 

 

 ドキュメンタリー映画「パトリックとクジラ」。子供の時、NYの自然史博物館でシロナガスクジラのレプリカを見て、衝撃と感動を受けた少年、パトリック・ダイクストラ。


 彼はクジラの生態を研究し、それを世の中に伝えたいと考える。彼がユニークなのは、学者を目指すことなく、まず資金づくりのために弁護士になること。


 お金を貯めて、自分の思うまま、クジラと一緒の時間を共有したい。「こちとら自腹じゃ!」スタイル。


「パトリックとクジラ」★★★★☆


 今年の狂ったような猛暑の中、スクリーンに映される海の映像を観ているだけで清涼感を感じる。


 少年の夢を忘れずに、大人の現実も踏まえたパトリックの姿には憧れと共感を感じる。クジラ愛がテーマでも、現在の捕鯨に対する苦言はしない。


 過去の乱暴な捕鯨がいかにクジラたちに負の記憶を残したかは伝える。そこには、日本の現在の捕鯨に対する批判が含まれるいるかも知れないが、直接的にはふれていない。


 ここで描かれているのは、あくまでもクジラへの興味。「グランブルー」の潜りに魅せられた男たちに近い。

 

 彼が知りたいと望む深海のクジラの世界。いつかは解明されるのだろう。神秘は残してもいいかな?と思わないではないけど。


 青春映画「トワイライト」シリーズでスターになったクリスティン・スチュワート。その当時は共演していたロバート・パティンソンとのロマンスの噂があった。のちには主演した「スノーホワイト」の監督の不倫騒動が大スキャンダルになった。

  

 そんな彼女、いつからか「バイセクシャル」を公言するようになり、最近になり女性脚本家との結婚を発表した。バイセクシャルを公言しながらもキャリアは順調で、フランス映画にも多数出演。14年の「アクトレス」ではアメリカ人で初めてセザール賞を受賞した。

 

 そんな彼女の私生活を反映したようなレズビアン(今はクイアと表現する必要あり?)の物語が「愛はステロイド」。1980年代のニューメキシコを舞台にジムに勤務する女と、その地へオクラハマからやってくるボディビルダーの女の話。



「愛はステロイド」★★★★☆


 閉鎖的なアメリカの田舎を舞台にレズビアンとして生きる主人公。彼女が風来坊の女と出会うことで自分を解放する物語。ある意味純愛映画。

 

 でも映画のテイストは相当に変わっている。登場人物は皆、イカれた人間ばかり。その最たる人はエド・ハリスが怪演する父親。田舎のすべてを支配する闇の権力者。DVを繰り返す義兄。そのDVを許す田舎の古い価値観しか持てない姉。

 

 まっとうな人物がひとりもいないという、ある意味、潔い設定で語られるクイアの純愛。相当、イカれた話を、クレイジーなノリで見せた。



 1960年代から、永きにわたりハリウッドに君臨した大物脚本家ウィリアム・ゴールドマン。劇作家を経て、脚本家に。30代でアカデミー賞を受賞(「明日に向かって撃て!」)。

 

 ハリウッド最高のギャラをとる脚本家といわれたゴールドマンは70年代に入ると小説家としても勢力的に活躍。「マラソンマン」「華麗なるヒコーキ野郎」「マジック」「プリンス・プライド・ストーリー」なとを発表。どれもが映画化された。

 

 そんなゴールドマン、84年の小説「ティンセル(虚飾)」を読んだ。ハリウッドを知り尽くした大物が描く内幕モノということで、当時、大変な話題になった作品。

 

 

 マリリン・モンローをモデルにした「ティンセル」の脚本を映画化しようと奔走するハリウッド・プロデューサーが主人公。監督ではなく、プロデューサーを主人公に据えたのはさすが。ハリウッドの海千山千を生き抜くしたたかさが描かれる。

 

 当時のスターの名前が実名で出てくるのもリアル。ゴールドマンじゃなければ書けない世界。

 

 出版当時、話題になっていたけど、それなりに高価な本だったので買わずにいた。先日、神保町へ行った時に発見!購入した。 


 この小説、脚本家が絶対に映画化できない素材だろうなと予想して書かれたような、したたかさを感じる。

 

 物語にはリアリティがあるけど、これをそのまま映画化したら嘘くさく感じる。小説だから表現できる世界。


 この世界を知り尽くしたゴールドマンだから、あえて、この話を小説化したのだろう。それが「ティンセル」=「虚飾」とは?なんとも皮肉が効いている。