大分の旅。今回の目的はちょっと複雑。観光なのだけど、もう一つ目的がある。それは将来の移住地としての視察。
大分は父と母の故郷。ふたりは、戦後すぐに知り合って、一緒に東京へ出てきた。知り合ったきっかけは、同じ英会話塾に通っていたから。
毎日のように、同じ列車で帰り、同じ駅で降りる。そのうち話をするようになり、ふたりとも東京へ出たいという希望が一致。ふたりして東京へ出てきた。
ちょっとロマンチックな話なのだけど、ふたりとも現実的なタイプ。ロマンスよりも目的が一致して、意気投合の側面が強かったよう。
戦後、多少なりとも英語が出来るということは、就職難の時代でも有利だったよう。父は進駐軍に勤めた。
母は結婚していることを偽って芝のパン屋に勤めたそう。しかし、知り合いが店に来て「奥さん」と言われ結婚していることがバレてクビ。
しかし、出来もしない和文タイプが打てると言って強引に就職口をゲット。父は進駐軍勤めなので、あの当時なのに食糧に困ることなく、高給取り。せっせとお金を貯めて大学へ進学した。
そんなガッツなふたりに育てられた子供(私)はいたって怠惰な性格なのは、ちょっと皮肉。
シニアになって、終の住処を考えた時に大分もあるのではないか?と考えた。まったく関係がないとか、知らない土地より、想像できる場所。
でも、実際に住んだことはないので、住人目線で街を見てみようと思ったのだ。

