新・朝ドラ「風、薫る」平凡なスタート。「ばけばけ」の高石かおりは突出した演技派ヒロインだった。 | con-satoのブログ

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 見上愛と上坂樹里がWヒロインを務める新しい朝ドラ「風、薫る」。看護師になるふたりの女性の話。前作「ばけばけ」のような有名人に関わる話ではない。実話を参考にしているらしいけど、市井の女性の話。



 

 予告編(メイキング)を見た時から地味だなと感じていた。ヒロインが看護師になる話をどれだけ興味深く展開できるのだろうかと。(「虎に翼」の主人公だって、一般的な有名人ではないけど、初めての女性裁判官という特別な設定)

 

 初週を見る限り、やはり平凡な朝ドラ。というか20年ぐらい前の朝ドラのノリだなと思った。


 見上愛は大ヒットした「国宝」では祇園の芸妓役。出番は少なかったけど、主人公喜久雄の子供を授かる物語の鍵になる役。大河「光る君へ」にも出演していた注目の若手女優。主演させるなら彼女ひとりにした方が話はスッキリする。

 

 それにしても、今回は主役を支えるベテラン陣が弱い。北村一輝はいい俳優だけど、どう見ても「御家老」には見えない。ヒット中の時代劇「木挽町の仇討ち」の仇討ちされる役が似合うようなタイプの人。


 おかみさんの水野美紀は「べらぼう」でも素敵な演技を見せていたけど、この役は彼女向きには見えない。(「ばけばけ」の池脇千鶴のようなインパクトがない)

 

 NHKが好きな小林隆に関しては、正直、一度も「うまいな」と思ったことがない。脇役の人なのに演技はワンパターン。 


 やはりNHKが好きな原田泰造に関しては、いうべき言葉がない。どうして、こんなに演技ができない人を使うのか理由がまったくわからない。(ナレーターの研ナオ子も滑舌のわるさが気になる)

 

 前作「ばけばけ」は完成度の高いドラマだった。終盤の「熊本編」でコケたのが残念。


 ヒロインの高石かおりは朝ドラヒロイン史上最高の部類の女優だったのに、最後まで視聴率的には回復できなかったは、やはり、あの「熊本編」の影響。


 ドラマ終了後に放映された「さわ」を主人公にしたスピンオフ作品も最高。「ばけばけ」こそ「トキ」と「さわ」のWヒロイン・ドラマだった。

 

 新・朝ドラは「まれ」とか「おむすび」ほどはひどくはないけど、新鮮味がないのは致命的。