1978年セックス・ピストルズの解散のニュースに触れ、急に東京のミュージックシーンに興味をもった主人公。六本木や新宿のライブハウスで演奏するパンクバンドに魅了されていく物語「ストリート・キングダム」。
当時、これらのバンドの写真を撮っていた地引雄一のフォトエッセイを原作にした、実録的東京のロックシーン映画。
監督は「プロジェクトX」のナレーションで有名な田口トモロヲ。脚本は宮藤官九郎。主人公を演じるのは「銀杏BOYZ」のミュージシャン峯田和伸。
「ストリート・キングダム」★★★★☆
自らも「画鋲」というパンクロックバンドを結成しているクドカン。監督の田口トモロヲと共に、この時代のパンクへの熱い思いを持っていることがストレートに伝わってくる熱い映画。
正直、ロックましてやパンクなんて苦手なジャンルだけど、製作者&キャストの熱量に圧倒される。
たしかに、この時代に日本(東京)にロックが定着した。70年代から80年代は、もしかしたら、日本が一番(経済的にも恵まれていたこともあり)自由な時代だったかも。
その解放された気分を見事に時代の匂いと共に描いている。
主演の峯田をはじめ、彼と共有関係になるバンドのヴォーカル若葉竜也。さらに、出色なのが、現・大河の主役、仲野太賀の「遠藤ミチロウ」。彼の過激さを見事に(裸になって)演じ切っている。(遠藤ミチロウの近景をネットで見てビックリ。まるで別人)
必見の音楽映画。

