25年スクリーンで観た映画114「今日の空が好きと言えない僕は」河合優実、萩原利久の主演新鮮さ | con-satoのブログ

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 とても長いタイトルの映画「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」。主人公の大学生を演じたのは萩原利久。周囲から少し浮いている大学生。友人は黒崎煌代演じる山根だけ。ある日、講義で気になる女の子(河合優実)に出会う。彼女に思いを寄せるけど、なかなか近づけない。一方、アルバイト先の女の子には告白されてしまう。しかし、彼女が亡くなってしまう。

「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」★★★☆☆

 萩原利久と河合優実、という顔合わせは魅力的。さらに朝ドラ「ブギウギ」でヒロインの弟を演じた黒崎煌代演じる変な同級生。若いキャストで見せる映画。萩原利久がバイトする銭湯の店主に古田新太。妊娠中の奥さんに松本穂香。

 今どきに馴染めない、今どきの若者映画。キャストは新鮮だし、大九明子の演出も悪くないけど、テンポがイマイチなのは上映時間は2時間をこえているから。これは1時間45分に収めるべき物語。あと20分カットしたら、いい印象の映画になったのに。

 最後には物語が急展開する。そこからが長い。基本的に悲劇を丁寧に描きたいというのは理解できるけど、悲しみの表現が長いのは、演出として粋じゃない。心情を細やかに描く方が丁寧だという印象がある。でも。長く描けば感情が伝わるわけでない。むしろあっさりしていた方が感情に訴えるものじゃないか。どうも日本映画はその部分で感傷的になりがち。

 このドラマのポイントになる「死」の扱い。これは少し軽いのではないか。丁寧に扱うべき事柄をドラマのアクセントにしてはいけない。その辺がスッキリしない映画だった。キャストは好き、河合優実がうまいのは、当然だけど、萩原利久はなかなかにいい。