下川裕治本を読んで思い出す世界旅③パリ・イースターの春 | con-satoのブログ

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 離職をきっかけに1ヶ月ほど滞在したパリ。滞在したのはカルチェラタンにある「セント・ピエール」といプチ・ホテルだった。

 お隣がパリ大学の校舎という立地。ホテルの地下には名画座、向かいにはマニア向けのDVDショップ。さらに近所には大型書店、周囲にも名画座がたくさんある、まさにカルチャーなエリア。

 レセプションのバイトのお兄さんたちは、みな、あまり笑わなくて、感じ悪かった。でも、鳥籠のようなエレベーター、バルコニーからちょっとだけ見えるエッフェル塔など、当時のレートで1泊7500円程度では満足なホテルだった。

 滞在したのは93年の春。イースターのシーズン。街が長い冬を終えて華やかになる頃。たまたま4月だったけど、過ごすには、一番いい季節だったと思う。

 ここからパリ通いが始まる。30回ぐらいまでは回数を数えていたが、以降、何回行ったかは、数えるのはやめた。

 一番大きかったのは、その93年の旅でフランス人の友人が出来たこと。それ以降の旅は、この友人宅に泊まり、ソファで寝るという旅になった。 この友人の誘いでパリを起点にさまざまな場所を訪れた。パリがいかにハブな場所かを、その後、実感する。