アメリカ映画「イケボーイズ」の主人公の少年たちの羨望の的は日本の怪獣映画。ある時、そんな映画のDVDを見ていて、特殊能力が身についてしまう。さて、憧れの特殊能力を得たオタクたちは?
「イケボーイズ」★★★★☆
いやーバカバカしくて楽しかった。Jカルチャーが大好きなオタク仲間。これがなんとも愛嬌がある。監督の日本の特撮映画愛、アニメ愛がジーンと伝わってくる。インサートされるアニメもかわいい。
これの局地というか、洗練の先端に行ったのが「ゴジラ−1.0」。あの映画のアメリカでの大ヒット、さらにアカデミー賞まで続く評価の土台には、こんなオタクファンがいるのだろう。
日本人にとってはありがたい。それにしても、映画には国境がない。
30年前、北アフリカなどに行くと、自分を見て真っ黒肌の人は「ジャッキー・チェン、ジャッキー・チェン」といい近寄ってきた。
その時、ジャッキーの映画には国境がないのだ!と感じた。アメリカ映画だけを見ていただけではわかならい映画の世界があるのだと悟った。
そんな国境のなさが今のアメリカにもある。それを痛感できた。日本アニメ、インド映画がアメリカの映画ランキング10に当たり前のように入る時代。映画はもっと、もっとボーダーレスになる!そんな気になる、おバカで可愛い映画。