24年映画は映画館で119「ゴジラ×コング」無茶苦茶な設定で呆れるばかり | con-satoのブログ

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 昨年、日本で作られた「ゴジラ−1.0」。この作品がアカデミー特殊効果賞を日本映画で初めて受賞。その栄誉への昂奮も冷めないタイミングで公開された、ワーナー&レンジェンダリー映画のアメリカ版ゴジラ映画「ゴジラ×コング新たなる帝国」。

 このシリーズ、渡辺謙の出た1作こそ、そこそこゴジラへのリスペクトを感じられたけど、小栗旬の出た2作目など正直意味がわからない珍作だった。

 そして、この新作。さてゴジラとコングはどう共演するのか?モスラはどうする?


「ゴジラ×コング新たなる帝国」☆☆☆☆☆

 アメリカで大ヒット(前作の2倍!)と聞いていたので、どんな出来なのだろうかと、観ることにした。

    でも予告編を思う浮かべると、前作と同じような珍作の匂いしかしない。まあ、お付き合い程度な気持ちで観た。これが前作を上回る珍作。アメリカの今のお客さんって、相当、知能レベルが低いのだ。

 70年代のアメリカ映画復興期(スピルバーグやルーカスなど)の映画で育ったので、今のアメリカ映画(特に「アベンジャー」シリーズ以降のヒーロー映画)には呆れるばかり。この映画も見事「呆れるリスト」入り。

 それにしても地底に別世界があるって設定には、いくらなんでも無理がある。この設定なら、定番かもしれないけど、古代へタイムスリップだろう。

 それなら、コングがいてもゴジラがいてもおかしくない。それにコロッセウムを寝城にされてもローマ市民は迷惑だと思う。

 せっかく「ゴジラ−1.0」でゴジラがいることで起こる悲劇を描いたのに「ゴジラは人間の味方」はないだろう。あれだけ派手に街を破壊されたリオ市民も「ゴジラさん、ありがとう!」なんて言うか!アホらしくて、腹も立たない。