ディスクユニオンでワンコイン②ジョージ・マイケル偉大な才能だった「OLDER」 | con-satoのブログ

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 ジョージ・マイケルが亡くなって8年になる。53歳、若くして亡くなったジョージ。今はカミングアウトすることが当たり前になったけど、ジョージがゲイであることを宣言した時は、まだ、そんな空気ではなかった。

 当時、ちょっとショックだったのはグラミー賞の授賞式のシーン。何年のことだったかは覚えていない。ジョージがノミネートされて出演していた。その時、あるプレンゼンターが発表前のスピーチで「さっき楽屋でジョージと一緒だったけど、お尻は大丈夫だった」というジョークを言った。今なら完全にアウト。でも、当時はそんな風に茶化されていたのだ。画面にうつされたショージは苦笑い。でも心中は切なかったと思う。

 ジョージの若い死には、やはりクスリの問題があったと思うけど。スターとしてもプレッシャーに加えて、そんなプレッシャーもあったのだと思った。

 しかし、この「OLDER」を聴くと、ジョージって才能の塊のような人だったのだと実感する。アイドル的な扱いを受けたワム!の80年代。80年代終盤に入りソロ活動。この時、この人がどんなに才能があるかを示した。

 このアルバムが長らく所属していたソニーを離れ(裁判もした結果)ヴァージンに移籍した第1弾のアルバム。ジョージのソロとしては一番売れたアルバム。アルバムを聴くと決して「売れた」だけでなく内容の濃い良質の作品だったと感じる。これもディスクユニオンでワンコイン100円。売れたから名盤でも安いのだ。