24年映画は映画館で88「四月になれば彼女は」イライラする駄作。川村元気印の終焉。 | con-satoのブログ

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 26歳の「電車男」を大ヒットさせ、若くして映画プロデューサーとして成功した川村元気。2011年にはプロデューサーに与えられる最高の栄誉「藤本賞」を最年少(32歳)で受賞した。そんな川村元気が・原作と脚本で参加したラブストーリー「四月になれば彼女は」。

 佐藤健演じる男は精神科医。長澤まさみ演じる彼女とは結婚間近。しかし、そんなタイミングで彼女は失踪してしまう。


「四月になれば彼女は」☆☆☆☆☆

 これはひどい。設定が無茶苦茶。川村元気って、こんな人なんだと呆れるばかり。ご都合主義という言葉があるけど、これほど都合のいい話の展開はないだろう。

 佐藤健演じるのは精神的に不安定な精神科医って、怖い。佐藤健をはじめ、長澤まさみ、中島歩、仲野太賀など、いい俳優を揃えているのに、映画があまりにも幼稚なので見せ所がない。

 佐藤健は若手でも、うまい人だと思っていたのに、監督のせいか、下手になったのではないかと思ったほど、魅力のない演技。

 森七菜は相変わらず手抜き演技。「銀河鉄道の父」に引き続き死んでいく役なのに、この映画でも、そんな死の影を表現できないアイドル演技(痩せるぐらいの役作りをしてほしい)。

 いいのは映像だけ。それも2時間も見せられると単調なだけ。今年は日本映画不作だけど、この映画、間違いなくワースト候補。