今週いっぱいでクローズする渋谷駅前の「東急プラザ」。渋谷再開発が本格化している。地上の終着駅として沿線民に愛された東急渋谷駅は地下に埋った。その一足前に完成したのは「渋谷ヒカリエ」。ここには、かつて東急文化会館があった。プラザがショッピングなら、文化会館はエンタの複合ビルだった。映画館四館。さらに屋上にはプラネタリウムがあった。プラネタリウムの丸い天井がトレードマークだった文化会館。立て替えという話を聞いた時、東急なので当然、ここに最新の都市型シネコンが入るものだと確信していた。映画興行界での業界大手の東急。しかし、映画興行のメインの銀座には映画館はない。(かつては1丁目に「銀座東急」はあった)。渋谷の文化会館は東急の映画館のシンボル的存在だった。なので当然、新ビルには豪華なシネコンだと思った。しかし、新しいビルに入ったのはシネコンでなくて大型劇場だった。東急は既に2つのシアターと2つの映画館、さらに美術館を備えた文化村を持っている。さらなる劇場ということで驚いた。しかも、そのウリが「ブロードウェイ直送」だった。オープニングはたしか「ウエスト・サイド・ストーリー」だったと思う。もちろん名作中の名作なのだが、「なんで、この作品」なの?という疑問が消えなかった。その後も、この劇場で大当たりをしたとは聞かない。東急とは縁の深い「劇団四季」の公演もない。最近、この「シアターオーブ」の話題を全く聞かなくなったと思って調べたらビックリ。劇場のスケジュールがガラガラなのだ。3月などほとんど稼働していない。東急という大資本だから、どうにかなっているのだろう。やはり、当初感じた違和感が証明されたように思う。これが渋谷再開発の第一歩。渋谷新駅の評判も良くない。果たして渋谷再開発はどこに行くのか?