ここからが、
実ははじまりだったな、と。
それまで、20年以上
盆暮れにも一切実家に行かなかったんだよね。
あれから3年か。早いな。
この日、まさか亡くなるとは思っていなくて
早朝、いつも通りにしていたんだよね。
こんなふうに。
このあと、実家に家族で向かう途中の車の中で
亡くなったという電話をうけたのでした。
亡くなるとは思っていなくて
その3日前に、たまたまこれまた20数年ぶりに夫が
治療(というか痛みをやわらげる薬という意味)につかってくださいと
大金を「現金のほうが、元気になると思う」と
紙袋(笑)にいれて、父に渡してくれたんだよね。
実際、驚愕した父は、びっくりするほど、ベラベラしゃべって
ゲラゲラ笑って、ものすごい元気にはしゃいでいた
たまたま、父に会いにきたお客さんとも、明るくベッドに座って
お話ししていたもの。
そうよね。ガンの痛くない治療、苦しくない薬
薬に使える、とホッとしたんだと思う。
お金は、気持ちを明るくするというのは本当だ。
で、
昨日は、すっかり忘れていて
妹から、墓参りに行った画像が
シュッと送られてきて、
おおおっと思い出したのでした。
死んだら終わり。ってことじゃないね。