実家の母の「薬の管理」と自立 | CONCERTO大人の自習室®️~シンデレラの時間割®~ 

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おうち時間研究家のコンチェルトみほです。
ブログ1本で会社にしました。
シンデレラの時間割®で家事を通して時間管理術が身につく方法を伝えています。

薬の管理は、本当に大事です。

先日、こんなことがありました。

 

「食後に飲む薬が無い」と言い出したのです。

朝、食事が終わった後のことです。

 

結論から言いますと、ありました

いろいろな場所に薬をぶら下げているので

袋が何個もあります。その中にありました。

袋に、手を突っ込んでさがしていた時は見つからず

袋から全てをだしたら、見つかったのです。

 

本人はものすごく慌てています。

当り前です。

のまないと命にかかわりますから。

 

朝食が終わったのが7時前かな。

1時間以上、騒いでいました。これ。

 

考える、自分の頭で考える、ということを

手放しちゃいけない。

 

いい機会だと思いました。

・・・・・・・

状況は、このような感じでした、

「無い」「無い」、

「薬剤師が間違えたに違いない」と言い出します。

 

「そう思うでしょ?ここにないんだから」

と同意を求めてきます。

「電話して」「聞いてみて」

 

わたしは、無言で母の向かい側にすわって「見ている」だけです。

「なんでないの?」「美穂ちゃんも数えてよ」「さがして」

といいます。

 

わたしは無言でコーヒーを飲みながら「見ています」

 

まあ・・

本人も「薬剤師が間違えるはずはない」ってわかっていっているのでしょう。分かっていっているだけね。

言いたいだけでしょう。

ここで、相手しちゃダメよね。

 

子どもと同じ。

わたしは黙って、待ちました。

 

どんなに時間がかかっても、この機会を逃してはいけない。

 

大事な局面だとわかります。

 

薬、診察、治療、自分のことです。

人間は、「考える」ということは命が亡くなる寸前まで

最後まで機能が保てる部分じゃないかと思っています。

そう信じています。

考える事を、外に表現するのは難しくなったとしても、です。

 

手足が不自由になっても、目や耳が遠くなっても

「自分のあたまで考える」ということが

どんなに時間がかかっても、理解に時間がかかっても

投げ出さずに、考えること。

大事。

 

結局、私はただ、そこにずっと離れずに座って

黙ってみていただけですが(1時間以上)

母は自分で見つけることができたのです。

 

そして

今度から、こういうことがないように

こうしよう、ああしよう、気をつけよう。と整理しはじめました。

その姿は、ちょっと自信に満ち溢れ、嬉しそうに見えました。

 

「ねえ、みほちゃん、このこと秘密ね」と

自分の口元に人差し指をたてて「しー」っと言ってました。

 

もちろん、妹たちにそーtっと報告しました。

こういう事態は重要。

 

「よかったね」とひとこと言って、わたしはやっと掃除にかかりました。

 

過保護は、ダメ。

過干渉もダメ。

 

ということ。

 

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