５週間後は、３月２２日でした。
わたしは、３月２０日に京都へ日帰りで
翌日の２１日は、自宅でのレッスンでした。
２２日の診察は、これは私も先生に会ってみたいと思ったので
「わたしも、診察室に入りたい」と息子に言いました。
返事はありませんでした。
２２日の診察を待っているときに
初めて見せてくれました。そして
わたしに、静かに説明をしてくれました。
そうです。
一式、画像やカルテ？など一式です。
「セカンドオピニオンを求めるつもりはないんだな」と
わかりました。
いろいろな思いがこみ上げてきましたが
流れるように話し始めた息子に
うん、うん、と返事しながら、最後まで聞いたと思います。
トイレに行こうと立ち上がると
うしろ、５メートル左だよと。
荷物は置いていくといい、みてるから。と。
え・・おかあさんみたいじゃない？と
ちょっと、おかしくて笑ってしまいました。
５週間の間に、家族と相談して
セカンドオピニオンも求めて納得いくまで
考えてこい、というための
時間だったんだと、わかったのです。
病状や、症例、さまざまについても
息子が話してくれました。
恐かっただろうな、と思いまた、
息子自身も、思うことがあるはずなのに
何もそれには触れないで、
本当に、立派。
ひととおり、話がすんだころ、
診察室に、呼ばれました。
つづきます。