時間と速さ、というと算数を思い浮かべますか?
算数だと、これに距離、ときますけれど
音楽だと、これに重さ、となります。
音符は、そもそも「音楽の基準」を示す。
ここからきています。
・・・・・・
「音を書きとめることはできない。だから人が記憶していない限り
どんな音も消えてしまうだろう」ー神学者聖イシドルス
これは、楽譜のない時代。
そのあと、流れていく音楽を
高さや、動き、を示すことがはじまり。
このあと、時間、長さを表すことで
いまのような楽譜の姿になったのです。
これ・・機械式の時計が大発明の時期だとしったら
なるほど、と思いますよね。
楽譜は、基準なのです。
記憶に頼る「速さ」や、記憶に頼る「高さ」は
客観的なものではありません。
前置きが、難しく長かったでしょうか?
つまり、
日々の練習で、耳や、「「こんな感じ」という感覚だけで
「合格」と先生に言われても、
記憶に頼った音楽のお稽古は、
いずれ消えてしまう、ということを知ってください。
先日、レパートリーについて書きました。
記憶に頼った日々の練習の先に
レパートリーはありません。
自宅で、毎日ちょっとした心がけで
消えてしまう音楽から
体得する音楽にできます。
そんな講座と、お稽古ノートをセットにしました。