家族が、つらい状況のとき。
母親にしかできない、家族にしかできないことを
します。
生活。
日常生活を、いつも通りにすること。
それだけです。
共感に忙しく、自分が取り乱すのも、
感情をみせるのも、人間としての魅力の一面ですが
それは、生活の時間軸を狂わせるほど浸っていては
話になりません。
親、家族にしかできないことは「生活を整えること」
これを思いだすことです。
掃除や食事そっちのけでしません。
食欲がなくても、並べて、座って、さげることです。
そして次の生活時間へ。
いつも通りの習慣こそが
自分の心をフラットにする方法でもあるからです。
この時もそうでした。
中学受験の話ですから
２０年以上前です。
……
決めた受験校は最後の日程まで
つれていく。
ただそれだけを守りました。
いつも通りの時間に夕飯、
お風呂、
バイオリン
翌日の準備。
お茶の時間
さめざめと涙を流し続ける息子に
なんでもない風に
「明日の起きる時間、出かける時間は
何時？」と。
いつも通り過ごしました。
習慣が気持ちを整えます。
いつも通りに、体を動かすと
取り乱した感情も、いつも通りになるものです。
習慣に、わたしも助けられます。
昔も、
今も。
これからも。